広島自治体問題研究所
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2019ひろしま自治体学校報告

 (2019/11/29)
 
   2019年11月10日、広島市東区広島ロードビルにて、約51人が参加し、地域特別報告3題・記念講演でもって広島自治体学校を、広島自治体問題研究所主催で開きました。
身近な生活の課題を確認…特別報告
 特別報告は、今広島県が抱えている最大の課題である、土砂災害にどう対処すべきなのか、自治体として、近年二度も見舞われて土砂災害、豪雨災害を通じた教訓が述べられました。
 また、広島県の東部に位置する連携中枢都市福山市から、企業が大規模開発を進めるため行政が企業優先、市民の声を聴かない実態を、各地域での取り組みを交え報告がありました。
一方、来年福山市議会選挙を控え市政白書作成する中で、これまでの福山市の行政・施政を総括し、各種の市独自の福祉関係予算が削減されていたことが報告されました。そして現在、市民に関わる教育・小中学校、公民館等の、公共施設の統廃合が進んでいる実態も明らかにされました。市長は来年、市議選を前に市民の声を聞かざるを得ないことで、子育て予算を増額していますが、他の福祉予算は削減する方針を出しています。講師は、福祉関係の公務員の声を聴く中から、市独自政策が亡くなり、国のいいなりの施策になって、住民福祉の向上が地方自治体の役割でもあるにもかかわらず危機的な状態になっていることが訴えられました。
 広島県の北東の街東城町からは、過疎地における小学校の大規模な統廃合に反対する中、何が大切なのか、教育の原点を大切にする活動などが報告され、質疑が交わされました。
日本の地方自治は、崩壊の危機
 また午後からは、山田広島自治研理事長のあいさつから始まりました。記念講演は、自治体問題研究所の岡田理事長が、日本の国の地方制度の変遷が今佳境に入り、地方自治の破壊が進んでいることを、わかりやすく説かれました。時間が大幅に延長された報告でした。
 最後は塩見広島自治体問題研究所副理事長の閉会の挨拶で終わりました。
今後これをテープ起こししてお届けします。
日曜日の朝から夕方まで参加してくださったみなさんご苦労様でした。
これからも、私たち自治体活動を注目し、国民が主人公で、憲法に保障されている権利を活用して、戦争をする国のための憲法改悪に断固反対していきましょう。
 2020年7月 全国の自治体研究者が広島市に集います
来年は全国自治体学校が、広島市で開かれます。多くの研究者が一堂に会する分科会があります。ぜひ自分の研究と併せ、参加するための日程を確保してください。
 
 
DL:112.docx

(大規模学校統廃合計画
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