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「第62回自治体学校 」Zoom分科会・講座等終る

 (2020/08/11)
 
第62回自治体学校テキスト
  2020年8月1日、2日、8日、9日に第62回自治体学校が開催されました。各地で、コロナ感染が拡大し大きな大会の開催を阻む中、ZOOMを使った開催が、かなり多くの団体で開催されています。今回の自治体学校も、このような流れの中で、多くの自治体課題を、全国を一つして話し合う大きな役割を果したと思います。
 記念講演の宮本憲一さんの高度経済成長の中、公害問題を解決に向かわせた地方自治体の取り組みを振り返り、自治体が果たす役割の内、国の行動を揺り動かし、公害基本法の成立させたり、革新自治体を産み出しましたが、今回のコロナ禍で、この革新自治体の総括を貴重な教訓として振り返ることが提起されました。
 また、緊急報告の岡田先生の報告は、公害闘争の後の自治体での新自由主義の浸透で、コロナ禍が浮かび上がり、この政策の破綻が起こっていると明らかにされました。その対抗軸と展望について、各自治体で具体的に手立てを行い対応していることから、今後どう伸ばし国に働きかけていくのか、住民の命とくらしを守るために社会運動の構築とともに、今後は地域経済社会の運営をも取り組むことを提起されました。
 これらを基調に描きながら、これに向かって各分科会での論議が具体化され検討、論議されたことでしょう。
 現地自治体学校開催が中止となった広島県からも、開催挨拶者、レポート報告者2名、実行委員会に2名の参加を行い運営の成功に努め、広島自治体問題研究所としても集団の受講に取組み8分科会の場を提供しました。
 ZOOMという方式に慣れること、個別に向き合い議論を聞き、集団の議論に参加する方式を機敏に行うことにより、今までの集団討議以上に、緊張しつつも身近なものとして身にせまり、残っていったと思います。これからこのような、議論様式でもって、遠く離れたもの同士が、身近に感じることにより、相互の教訓の交換に役立つのではないでしょうか。
 また、大きな場での意思統一も大切であり、コロナ禍明けにはぜひ復活させたいものです。
 今後広島自治体問題研究所では、9月26日市民講座と総会、10月地方自治実務研修、12月広島自治体学校開催など、今回の成果をつないで活きたと思いますのでよろしくお願いいたします。
 今回の自治体学校には、広島から22の個人・団体がありました。
大変ありがとうございました。
 事務局より、第62回自治体学校でのレジュメなどの要望がありましたら問い合わせください。また今回自治体学校の緊急報告をされた岡田先生の本(「地域づくりの経済学入門 増補改訂版: 地域内再投資力論」 岡田 知弘(著)¥2,970(税込・送料無料)発行年月日: 2020/06/25 ページ数: 404ページ 本のサイズ: A5)が出版されています。事務局まで申し込みをお願いいたします。
 
岡田知弘著 ¥2970 広島自治研まで

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