広島自治体問題研究所
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広島市政白書ニュースNO.4
4. 今回白書作成に向っての懇談から

 

 (2022/09/02)
 
白書作成に当たり、地方自治の精神を取り戻しましょう
 去る8月15日、今後広島市政白書作成に入るにあたって、広島市政全般にわたって、広島自治研関係者として懇談を行いました。
 これらは市政白書作成に当たって、広島市全般について気が付いた思いを、約90分にわたって懇談すると16項目にわたりました。
 私たちが、考える、白書での課題の受け取り方をどう考えればいいのか随所に語られています。今後8月27日に広島市政研究会の第1回会合が開らかれ、塩見委員長から松井市政の財政状況、広島市役所の職場状況などについて、報告がありますが、その前段のものです。従って、まとめられたものではありませんが、思いのまま述べられ、私たちにとって、広島市政の概略を共有する部分として、ご理解いただければ幸いです。また、あなたにとって広島市行政への思いと対比してご意見をメモかメールで頂ければ幸いです。公僕と色付けをしている個所の言葉には、説明や、解説があり理解できるよう、工夫してください。
懇話会の内容分析を振り返り、疑問を持ちながらも、広島市政としての対面を体感的触れることで、市民として、広島市概要が胸に落ちるのではないでしょうか。市民に分かりやすく文章化していきたいものです。
保健福祉
1.福祉行政の変化
 現在の広島市の職場では、かっての福祉制度の措置制度の実態が分からない、教えられていない職員入っています。学校では、住民にやさしく接する観点は教えられていない、また私たち古い職員とやりがいの視点が違うのです。近年福祉職の採用は10名程度あるのですが、このような職員教育はどうなっているのでしょうか。
コロナ禍で、生活保護者の数が増えているだろうか思うのですが、生活保護者と接する時、生活に困ったことを聞くという前に、あなたの生活でここが贅沢だという攻め方されています。また、最近の生活保護裁判では、国民の最低生活の基準を争うのではなく、専門家の意見を聞いていないという点が裁判の視点となっている判決が出されているのです。
2.  保健センター
 コロナ禍で大変な多くの感染者が出て臨戦態勢に入るなど、その対応に携わった人々に感謝申し上げたい。今回がどうなっているのか明らかにせずして、今後の保健医療計画は建てられない。医療関係者・団体からの意見を求めまとめることが出来ないか。職員の声は、アンケート結果は出ているのだが。家族関係、救急医療呼び出し電話を持たされて大変だとか言われています。また、今回長い間、本来業務の母子相談などがコロナ対応で手付かずの状態でこの間に子どもが生まれているのです。
子ども関係
3. 保育所について
 広島市保育ビジョンを作ったとき、公立保育園を廃止し民間保育園で更新させる計画はとん挫しています。この確認は公に出さなければいけないがと思います。今日、子どもの質が大きく変化しているなど専門性が強く問われる時代になっておりますが、職員が非正規職員が3分1になっております。保育者の身分研修実施などでは民間保育園職員は毎日が忙しく窮屈な実態などで参加出来ないことが明らかになっています。公的保育園の民営化廃止したことを公式に出していない実態です、これをどうするかが課題ですね。
4.  児相センター
 広島市で新たな児相センターの建て替えが完了しますが、今後子どもに関する専門性を要する職場が、欠員とかで、人材がいない問題、早期退職者が増加しているなど、止めないといけない現実を広島市民に知らせなければ今後維持できなくなります。
社会教育
5.  図書館の移転問題について
 広島市民の知識の泉の在り方が問われています、市民団体の意見を早期に取り上げて全市民の声としていくことが大切です。
教育
6.学校給食について
 東大阪市の事例を見ても大型給食が不可能なことが明らかになっています。センター化が出来ていますが、全部同じで「駅弁」が行っています。中学校給食も始まりますが、弁当屋「ひろし」が始めてやるようです。リハーサルとして食器を返す作業をやったのですが大変だったと思います。このような給食実態をつかまず上から行われています。又行われた問題点の解決・収集は現場任せになっています。今後子どものアレルギーなど専門性の軽視があると、あと大きな問題になっていくでしょう。子どものセクションでの課題が大きな問題になっていますが、その担当が非正規職員の増大とされると子どもが一番の被害者になっていくのです。
経済
7. 広島高速5号線の経費拡大の問題
 今日広島高速5号線は、市民の反対の声を無視して着工されましたが、地質状況など多くの問題が露呈し工事費の高騰・積算まで問題になってきました。今後、完成したとしても、高速5号線の交通量と事故の懸念も出していかなければいけません。開業後の渋滞はすでに明らかであり、今後の運営で、トンネルの維持修繕など県や市の財政負担がどうなるか。現状を広く市民にお知らせ、当局に対策を迫らなければいけません。
8. 公共事業の拡大への不安
 地方自治体の財政状況は、当局の言う財源が少ないと、嘆いていますが、この財政支出の在り方問題となり秋葉市長時代に大きく見直しされていたが、松井市長になってこの見直しはとん挫され、大きな違いが出ています。どこが問題なのか明らかにしていきたいと思います。
9. 地域経済循環型へ
 広島市周辺の過疎地に福祉施設を地域主動で作ることを支援し、そこに働く人を生み、そこで生活が成り立つようにして、地域の活性化に努める課題を提起したいのです。このように行政が先に投資して後から生まれる富を地域に応援していきたいと思います。今は福祉を削るばかりです。また、そこで働く人は正規雇用とすべきですね。
10. 公共施設の更新事業
 広島市の、特に橋梁や公共施設は高度経済成長期に作られ、耐用年数が来ており、その更新計画はどうなっているのか、公共施設再編化計画との関係では施設診断結果を検証し対策を出させないと後日大きな事故が出てからでは問題になります。
11. 広島観光行政について
 コロナ禍後の景気がどう今後なっていくのか、広島市の唯一の平和観光は人を集める場所になっていけるのか、広島の経済貢献というのではなく、平和を学習する場にすべきではないか。市民球場跡地の使い方など早期に市民の声をまとめて平和学習の場に転換すべきではないでしょうか。
行財政について
12.     広島市のデジタル化の問題
 国がデジタルでシステム作りを急いで標準化を狙らって行っていますが、42都道府県の現場自治体での今までのシステムを理解していないので、実情にかけ離れた問題が出てきており、どこも進まないのが実態です。これを、国に従えと強権をもって、今までの地方自治体の実態を殺して、国の思う姿を押し付ける、このような全体としておかしいものをどう市民に知らせられるか。しかしこれをどう表現するか単純ではなく全国でも難しい問題だという認識です。
13.  マイナンバーカードの使用
 政府は多額の費用でもってこの普及に努めているが、市民に使えない問題を明らかにするべきだ。このカードで病院の対応など、今まで通りの険証保の発行がされ、マイナンバーに対応できる小病院がない、保険証の再発行で高齢者から多く出されているが、マイナンバーがこう再発行がなると大変だ。アレックスのロボットと同じ対応になっていく。
14. 税務制度の集中について
 広島市は納税の未納をなくすために組織の集中化を行って、滞納処分の一元化を行っています。税は収めていただくものではなく、納めない人から獲るものになっています。区に窓口を置いていないので、市民への差し押さえは相手の生活実態を考慮しない対応となっています。これは上からの指令で数値を求められているからです。年金を差し押さえしているのです。
15. 広島市職員の公務員として
 公務員制度改革が進み、定年制の延長問題と、年金生活問題。生涯賃金の目減り問題など、身の回りに課題がいっぱいあるが市民にそれを知らせられない。また、広島市職員の人事管理等で年齢構成の調整の実態など公務員攻撃に押されて明らかにされていないが、生きがい働き甲斐のあるの公務員公僕としての姿を市民に訴えることになる。これから新規に入る若者には入所直ぐから即戦力とされる配置になっており、厳しさから病気になる人の増加し、係が大きくなり個別分担制となり、共同化できない、責任とらされるなど働く場所ではない。
 福祉課課長の仕事の範囲は、高齢者から母子制度まで複雑多岐で、近年制度の改編が毎回あり、その中で決済をやっている実態だが一人での判断領域を超えていると思う。障害だけでも大変多くの分野がある。AIでやればとの意見があるが、人に関わることであり、事務決済制度の見直しが必要です。
白書
16. 今回の白書への思い
 目で見える白書にする。今まで目に見えなかったものを明らかにする、コロナでで変わったものを明らかにする
 

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