広島自治体問題研究所
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2019年1月号読者ページ

 (2018/12/17)
 

目次
事務局として気になった記事にコメントを載せます。一緒に読み合わせしましょう
新年のごあいさつ●多数者のための政治 −その実現の年に− 岡田知弘
 
昨年の漢字は「災」、大阪北部地震、西日本豪雨、台風21号災害、北海道胆振東部地震などが挙げられ、多くの尊い人命や人間らしい暮らしが失われた災害が多発しました。それらのさなか、自民党の「赤坂自民亭」は、為政者がだれのために政治をしようとしているのか如実に示した。「2040構想」は団体自治や住民自治を無視したものとして発表された。今年の統一地方選挙、参議院選挙はこの悪政を断ち切る絶好のチャンス、そのために頑張ろう。
●新春インタビュー●沖縄の尊厳と日本の未来 呉屋守將 金秀グループ会長に聞く インタビュアー 白藤博
 
ポスト翁名知事のもう一人の呉屋氏とのインタビュー。ウチナーンチュ(沖縄の人)の思いが語られています。デニーさんとの交流の中で、ダイバーシティーという言葉を、雑木林に変えて語っています。元県庁職員だった人で、沖縄の経済界の重鎮だそうです。改めて沖縄人としての働き方を語っています。
●新春対談●ライオンの檻を意識してみませんか 楾 大樹×朝岡 幸彦
 
「檻の中のライオン」の作者が広島市にいる。この人の作品は憲法と国家権力者との関係を明確に分かりやすく描いている。今檻からライオンが出て騒ぎだしているという表現は確かなことです。それにしても、社会科が既に崩壊している高校生の授業。サファリーパークでライオンを見るか、動物園の檻のライオンを見るのか。このことの違いを、多くの人が認識することが、憲法改悪反対の第一歩、忖度の社会から、広げよう憲法を守れの声。
●特集●人権としての水
 
今回の臨時国会で水道法の改正が行われ、改めて公共の水の性格を考えてみましょう。しかし暴走内閣のこの法案に対する姿勢は、もはや行政府ではなくなりましたね
SDGsと水政策 仲上健一
 国際課題としての水道事業の普及について、国連で長きにわたり諸会議で整理され、検証されていたとは不勉強でした。「命の水」を取り上げるとき、基本的人権の問題として扱う、何万年来の水と人の営みで培った知恵でも、これらの未曽有うの危機に対する解決方法を見出だすことが困難だと言っています。世界で優秀な日本の技術を真摯に活用すべきで、金儲けの発想をこの分野で行うことを戒めてほしいものです。
•水と人権 なぜ世界で多くの都市で水道再公営化が起きているのか 岸本聡子
 今世界で新自由主義の国が多くあり、そこでの公営水道の民営化が一定進んでいるとともに、その破たんが各地で起きているとの報告です。民営化されたものを再公営化する理由として、あまりにも不透明な経営だったり、高到化する水道料金であったりしています。公的運営をしているからと言って放置できません。「公的センターは絶えず公共の利益を実現するために自己改革を続けることで、本来持っている民主性を発揮できるのです。」
•持続可能な水道事業の再構築 ─広域化、民営化への対案─ 近藤夏樹
  公営事業担当者からの提言です。この提言を市民が理解し、一緒に守るよう働きかけると、もっと多くの自治体で、自立した水道事業が確立することでしょう。公公の連携を積み重ね、持続的な運営をお願いします。だけど今回の改正で、国の責任が書かれていないとはひどい話ですね。
•水道の民営化・広域化とわたしたちのくらし 尾林芳匡
 今国会の水道法改正法を分析を掲載しています。今後政府が民営化を推進していくためのもので、本来の命の水を扱うことから離れたものになっています。また、広島県の指定管理者(株)水みらい広島が政府の説明資料として挙げられているようです。この検証を行っていく必要があります。今回の改正の問題点として3点が挙げられています。
•井戸枯れから始まった越前おおのの取り組み 水への恩返し〜Carrying Water Project〜 帰山寿章
 水の持つ力は、渇水や地下水低下での枯渇から始めて感じますが、水に恩返しという文化を作り出し、国際的な支援に発展させています。「当たり前」から、「ありがたい」の変化を大野市では行政が行っているようです。古来の文化の組織化でしょうか。
•書評 立石雅昭・にいがた自治体研究所 編『原発再稼働と自治体 民意が動かす「3つの検証」』 村上達也
 新潟県の原発検証委員会の活動を、この本の序で、総括委員長の池内了氏が書いているとのこと、ぜひ病んでみたい。真の地方の発展と住民の幸福は、住民の自覚による政治革新、つまり原発的なものへの依存から脱却にあると。
•書評 中山 徹 著『人口減少時代の自治体政策 市民共同自治体への展望』 桜田照雄
 この本の「コラム」と「証拠」は、今までの本に比し、解りやすい構成になっています。「市民共同自治体」構想の発展を期待したい。「『地方創生』の声よりも、「人づくり革命」という名の低賃金・無権利労働者の大企業への人的供給に施策重点が移行した観もある。」とは
●新連載●
•ほけん詩の広場 @保健師と感染症 中曽根万紀子
 結核防止は今でも感染症の大きな仕事だそうです。大阪では2000人が掛かっているとか。保健師さんの起こりが貴族階級の女性たちが起こしたもの。この地道な仕事の紹介の始まりです。
●連載●
おんなのRun68 健康に生きる権利を子どもたちに 鈴木 薫
 東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故後、地域の子どもたちの健康測定をNPOとして活動されているとのこと、本当にご苦労様です。測定室の毎日での驚きと苦労に、科学がすべてを解明しているわけではないことを実感されたとか。
@NEWS 「福祉灯油」の実施と内容の拡充を 沢野 天
 福祉灯油」寒い北海道地方の生活と健康を守る会の活動紹介です。本当にこの灯油代が上がると生活困窮者にとっては大変な事態です。頑張ってください。広島は何があるのかな。
•だれのためのコンビニ 第4回 地域経済に役立つコンビニに向けて─オーナー保護のためのルールづくり─ 岩佐和幸
 コンビニの契約者の活動を、フランチャイズ法で守ることは、今多くの利益を東京に吸い取られる地方の市町にとって大きな手立てです。多くの自治体の働き掛けを期待します。!!FC契約・フランチャイズ法の精神・コンビニ・オーナーの権利回復などの言葉に確信に。
•ス・ス・メ「議会改革」実践 第10回 「チーム議会」の政策提言とサポーター制度 寺島 渉
 議員が地域に入り政策提言を行う活動、善政を町長と競うことになるとか、また、このサポーター選定も、議員のでていない集落からも選ばれるとか。この作業に議会事務局が参画していることも挙げられています。この様な事例を持つよう議会改革を進めてほしいものです。
Jつうしん
•おいでよ34 豊郷町 伊藤定勉
•史跡さんぽ43
 今回は広島県府中市上下町です。ぜひお越しください。
•年賀広告
•編集後記



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