日本共産党の辻つねお議員は11月11日の決 算特別委員会で、信号機や横断歩道の設置・更新の対策強化を求めました。 信号機について、昨年度は350件の設置要望があり、県が設置すべきと判断したのは70件で、設置数は8基でした。 県の交通安全施設整備費全体の予算は20年前の31億円台から21億円台へ3分の2に減り、信号機の新設予算は20年前の1億8千万円から4千5百万円へ4分の1に激減しています。 辻議員は「信号機の設置が少ない背景に、予算の激減がある。予算を増やし対策を強化するべきだ」と要望、高橋勉県警本部交通部長は「信号機の更新に重点を置き、新規建設も考慮し総合的に判断したい」と述べるにとどまりました。 辻議員は、「舗装道路百q当たりの信号機数」の全国平均が20・7基に対し、広島県は15・2基と大幅に少ない実態を示し、「予算を増やし、歩行者優先の交通安全対策にするべきだ」と重ねて要望しました。 昨年度の横断歩道の新設は57本、更新は2342本。合計しても現在の横断歩道数2万6千本の一割しかありません。辻議員は「横断歩道の線がほぼ消えて危険な箇所が県内各地にある。塗り直し基準を摩耗率75%から50%にし対策を強化するべきだ」と要望しました。
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