辻つねお議員は12月3日の創造的復興・県土強靭化対策特別委員会で、津波・高潮に備え、予算を増やし対策を促進するよう求めました。 福山市の南海トラフ巨大地震の被害は、震度6強、最高水位が3.3mの津波で、犠牲者は6千人以上と想定されています。 辻議員は今年8月末、福山港海岸の一文字堤防を現地調査。「約1m堤防が断ち切られた状態になっており、ここから背後の0m地帯に大量の海水が流れ込む危険がある。可動式の防潮堤を設置してはどうか」と提案しました。宮本伸治港湾漁港整備課長は「0m地帯の海岸堤防は優先的に整備する。地盤高を踏まえて対応したい」との答弁にとどまりました。 辻議員の質問で、県の高潮(津波)防護達成人口率が62・6%(25万1千人)に対し、海岸事業予算はピーク時105億円の8分の1の13億2300万円と激減していることが分かり、「予算を増やして、県民の生命、財産を守ることが必要だ」と要求。同課長は「ハード、ソフト一体となった対策が必要」と答えました。
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