「広島県保育団体連絡会」は9月22日、広島県議会の中本議長に、「子どもの命と発達する権利を守るために保育士増員を求める意見書」を国に提出することを求める請願署名、94人分を提出しました。日本共産党の辻議員、広志会の佐藤議員が同席しました。
同請願は、国に対して、「保育予算を増額し、70年以上改善されていない4・5歳児の配置基準を引上げ、保育士の増員」を求めています。 参加した保育園の園長は「お散歩に行くにも保育士の人数がギリギリで、事故が起こらないよう以前にも増して緊張して行っている」「今年春、広島市内で死亡事故があったがこういうことが二度とないように、保育士を増員するよう国に強く言ってほしい」などと発言しました。辻議員は、「子どもの命と発達する権利を守るために、保育士をふやすことは大切だ」と述べました。
9月27日の生活福祉保健委員会では、渡辺議員(自民党広志会・つばさ、広島市安佐北区)が「幼い命をこれ以上失わないためにも、心ある決断が必要」と賛成討論。窪田議員(自民会議、広島市南区)は「保育士が増えることで人件費相当分の義務的経費が増大する」など、反対の理由をのべ、採決で否決されました。
9月30日の本会議では、自民党広志会・つばさの4人、自民会1人が請願に賛成しましたが、否決されました。
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