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第29回日中友好市民講座は好評のうち終了しました
2013/07/22
第29回日中友好市民講座は好評のうち終了しました。 猛暑のなか参加いただいた皆様ありがとうございました。
「微公益」という耳慣れないことばに疑問を持ちながら参加された方も多かった今回の市民講座、講師の西本紫乃さんの現地調査や、体験に基づいた話の内容に引き込まれ、前のめりで真剣に聞く参加者のみなさんの姿が印象的でした。
中国のインターネット環境の中で、2010年以降急激に広がりを見せている「微博(ウェイボー)」は短時間で感情を訴えかける手段として、良くも悪くも社会を変化させる力になってきた。最近では「微博」を通じて社会が必要としていることをみんなで実現していく「微公益」がマスメディアに取り上げられることで、社会の信頼性を得ていくという好循環が生まれ、民間での公益(社会に良いことをする)活動ブームが起こりつつある。
ごみの分別活動、子供の救済活動、元ハンセン病患者支援など、さまざまな分野でネットを通じて集まった善意が大きな力を発揮している。政府機関と直接対立する旧来型の運動とは違って、お互いの思惑を上手に利用する新しい自己実現の方法として「微公益」が若者のライフスタイルになってきた。
これらの報告が取材で得た画像、動画を駆使してわかりやすく解説され参加者は熱心に耳を傾け、質問者が続出しました。午後4時の終了時刻を延長して質問に対応することになりましたが、それでも足りず、西本さんに直接質問をする人も出ました。
「もっともっと聞きたい!」という声も多く、次回に期待がつながりました。
毎日のニュースからは伝わってこない、生の中国事情に触れることができ、充実感を残して市民講座は終了しました。
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