嘆願書
議会議員の皆様:
近年、邦人が海外で臓器移植手術を受ける人数が増えつつある背景には、世界の臓器移植センターとなっている中国の存在があり、臓器移植手術は2001年から突然急増しています(※1)。臓器移植の以外、2001年あたりから大量な死体が人体標本に加工されて日本を含めて(現在横浜で展示中)海外の多くの国で展示されています(※2)。増え続けている臓器移植と人体標本の背後に、提供者である死亡者の数も毎年倍増している状況に疑惑を持たざるを得ません。
中国メディアによると、2004年に中国では約2700例の肝移植、約6000例の腎移植を実施しました。中国の衛生部幹部は2005年、移植用臓器の90パーセントが死刑囚からの提供であることを確認しました。しかし、国際人権擁護団体「アムネスティ・インターナショナル」の調査によると2004年中国で処刑された死刑囚の数は3400人といいます(※3)。2001年から中国で処刑された死刑囚が突然大幅に増えた要因はないこと、死刑囚の数と臓器移植の数のギャップの大きいことから、臓器提供者のソース問題に対して、更に疑惑がもたれています。
先月、中国人3人(2人の証人は既に出ています)の証言で、中国の瀋陽市にある蘇家屯の秘密収容所では2001年から、拘禁中の法輪功学習者を生きたまま臓器摘出して、その後死体を焼却することが明らかにされました。証言によると、蘇家屯に監禁された6000人の法輪功学習者の内4000人すでに臓器摘出のため殺されました。更に、中国全土でこのような秘密収容所は、36カ所もあるといいます(※4)。これらの証人の証言は、法輪功の海外サイトや明慧ネット2000年の関連報道=警官が法輪功学習者の臓器を販売している=(※5)と、死亡した法輪功学習者の死体は臓器がすでに摘出されたケース(※6)と一致しています。蘇家屯秘密収容所事件の報道は、国際社会の注目を集めました(※7)。
しかし、蘇家屯秘密収容所事件が報道された後、中共政権が従来のパターンと違い3週間も沈黙を保っていました。恐らく3週間の間に瀋陽市にある地下秘密収容所を移転させたと思われます。その後、「人体臓器移植技術臨床応用管理臨時規定」なる法律を発布しましたが、施行を3ヵ月後の2006年7月1日からとし、犯罪証拠を処分するための十分な猶予を与えたのです。すでに一部調査を終えた地域の報告によると、黒龍江、遼寧、吉林、北京、天津、河南、河北、湖北省ならびに武漢市、湖南、上海、浙江、雲南、安徽、陜西、新疆などの省、市、自治区の病院および移植センターでは、臓器移植手術のための勤務体制が夜遅くまで延長されたといいます。病院側は患者らに臓器移植をしたいなら早く来るように、早ければ2日以内に患者に合う臓器を手配することが可能であり、これを過ぎると臓器の提供が難しくなると話しました。すなわち、秘密収容所に監禁されている被害者(法輪功学習者)を処分することを目的とした大量虐殺が、今まさに実行に移されています。
第二次世界大戦終結時、国際社会はナチスによる大量虐殺を制止することができなかったことを悔い、「ジェノサイドを二度と繰り返さない(Never Again)」という約束の言葉を残しました。60年後の今日、歴史は文明社会に歴史上の間違いを正す機会を再び与えてくれました。今度こそは私達が悔いることなく、私達はただ「二度と繰り返さない」と約束しただけでなく、その約束を守ったと言えるようになりたいと望むものです。
私達はここで、日本政府に、直ちに中国で起きているこの新たな大量虐殺を即刻制止するように以下の要請を致します:
一、日本にいる「法輪功迫害真相調査委員会」(注)メンバーが中国現地に入り独立した調査を行うために、中共当局に、ビザ発行の交渉を要請します。
二、日本政府として、中国各地の秘密収容所及び法輪功学習者から臓器摘出の真相を究明し、中共当局に法輪功学習者への大量虐殺の即刻制止を求めるよう要請します。
三、横浜で展示中の「人体の不思議展示会」の人体標本の出所を調査し、死者への尊厳と生命倫理を冒涜する疑惑展示会の中止を要請します。
上記の嘆願の内容に基づき、日本政府に意見書などを出すよう地方自治体や議会に対して要請します。宜しくお願いします。
※注:
1. 瀋陽にある中国国際臓器移植支援センターの日本語ページ(http://www.zoukiishoku.com/list/chinayizi.htm)から、「中国では 2001 年度統計によると国立病院を始め 29 の省(市、区)で 腎臓移植 だけでも40393件、一年間で 5561 件以上おこなわれています。 1 年間に 100 例を超える移植手術ができる病院は 18 病院あり、現在ではアメリカに次ぎ世界第二位になっています。なぜ、これほどまでにたくさんの 臓器移植 ができるかというと、中国政府がバックアップしているからなのです。」中国医療機関の統計では1999年7月まで(法輪功は中国で弾圧され始めた時間)肝臓移植は8年間で合計わずか78件だったが、それに対して2003年肝臓移植例は3000件という(中国東方臓器移植センターのホームページの情報による。)
2. ドイツのギュンター・フォン・ハーゲンス氏は中国大連で世界最大の人体標本製造工場を経営している。工場の近くに、強制収容所が三カ所ある。製造した標本は米国、ヨーロッパ、日本などで展示されてきた。大連以外、中国の多くのところ人体標本工場がある。2002年から日本で展示されてきた「人体の不思議展」の人体標本も全て中国の南京からのもの。
3. http://www.vinapark.com/blog/column/archives/000489.html ロイター通信報道
4. 三人の証言を参考:
ワシントン・タイムズ紙:中共秘密収容所での臓器摘出の証言を報道
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/03/html/d33774.html
証人が暴露、中国秘密刑務所で生きた人から臓器摘出
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/04/html/d82664.html
中共軍部の医者、秘密収容所の存在などの裏幕を証言
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/03/html/d40562.html
5. 2000年法輪功サイト明慧ネットの報道:「内部情報筋によると、一部の警察官が病院の医師と提携して大法弟子の臓器を販売している。石家荘のある病院は6人分の臓器を得たという」(http://www.minghui.ca/mh/articles/2000/12/22/5759.html)
6. 死亡した法輪功学習者が臓器摘出されたケース
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/03/print/prt_d52158.html
7. 国連人権委員会:臓器摘出事件を全力で調査を開始
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/04/html/d23596.html
米政府、中共に、法輪功学習者の臓器摘出問題、全面調査を要求
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/04/html/d23734.html
8、「法輪功迫害真相調査委員会」の趣旨は、国際組織、国家機構およびメディアとともに連合調査団を結成し、中国大陸において、直接的でいかなる干渉をも受けない独立した調査と証拠の収集を行い、蘇家屯および中国の他地区の秘密収容所ならびに法輪功に対する迫害の真相を全面的に調査し、真相ができるだけ早く明らかになるようにし、中国でこの7年間にも及ぶ法輪功に対する残酷な迫害を終結させるためにあります。調査委員会が、中国に入り、法輪功学習者を監禁している収容所での現地調査を行えるように、現在、米国を中心に各国の政府及び国連人権組織に協力を求めています。我々はここで、中国での現地調査の実現に向けて日本政府と国会議員、地方議員各位にご協力を頂けるよう、切に求める次第です。
近畿地方法輪功学習者一同
2006年4月28日
連絡先:伊丹市北伊丹1-75
呉 敏
電話:090-5158-9033
Re:羽田市長は本気で埋め立てをやるようです。
辻 つねお
2006/05/08 (月) - No.209
5月2日に羽田福山市長をはじめ部局長らと、福山市選出の県議らとの懇談がありました。そこで、鞆港の埋め立て架橋計画も話題なりました。ある県議は、鞆港はこれまでも埋立をしてきている。万葉の時代がそのまま残っているわけでもない。などに発言し、埋立て架橋を早くやれといわんばかりでした。市長にとっては応援団を得たような雰囲気でした。
埋立て架橋に反対なのは私、一人だけでした。市長に埋立て架橋計画を行うのかと、あらためて問うと。はじめから約束でもあり、(埋立て架橋は)すると回答。本気で埋立て架橋をする気です。ここを埋立て橋を架けると、鞆港の景観は台無しになることは明らかです。同時に鞆そのものも魅力も失われてしまうことが分からないのでしょうか。埋立て架橋は絶対にさせてはなりません。これからもがんばります。