広島自治体問題研究所
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2015 ひろしま自治体学校報告2
 

 (2015/12/28)
 
1部 連携中枢都市圏構想の現状と課題
     福山地域
         福山市議会議員 高木 たけし
                  
1、福山市の連携中枢拠点都市構想の現状
 福山市総合戦略計画が10月に策定されました。
 総務省の連携中枢都市圏の問題で、備後圏域の戦略会議が開かれて、その参加者は、商工会議所や大学の学長、銀行の統括本部長、また広島・中国・もみじの各銀行、日本政策金融公庫、農業協同組合の専務理事、組合長 そのた福山市長、世羅町長、笠岡市長が参加して行っていました。

 今、福山市は6市2町の間で連携協約を同じ中身で結んでいますが、その具体化について、それぞれのところでどう連携していくか今後具体化していくことになっています。

2.人口ビジョンと市民意識調査結果
 今福山市は、2040年には40万1千人を人口ビジョンとしています。希望する子どもの出生率を1.87とし、それを達成することによって、維持することができると、進めています。
 福山市がやろうとしているのは個々の助成はやらないとなっています。若い市民の方々が、本当に求めていることについてさっぱり答えようとしていないのが今の実情です。

3.学校統廃合と圏域ビジョン
 一方福山市で学校の統廃合の問題が出てきています。この圏域ビジョンがつくられましたが、その中で、行政サービスの効率化の問題で、人口減少が進む中で、公共サービスをいかに効率的に行うか、と言うことが先行しています。
 これから5年間2020年までに地域に話し、6小学校2中学校の廃止をしていこうとなっています。その当該の地域では反対運動が大きく盛り上がって、山野・広瀬・服部・内海など反対の署名が教育委員会に届けられています。

4.言葉と内容は市民疎外
 総合戦略の中には、福山市が目指す街として、ものすごくいいことが書いてありますが、中身が大変なことになっています。PDCAサイクルと言った、Pプラン,Dドゥ、Cチェック、Aアクションで見直しながら、連携してやっていこうと言うことになっております。
 福山市の推進体制は、民産官学金労言となっており、民は市民なのですが民が結局、この戦略会議の推進懇話会に誰も入ってはいないのです。

5.福山市予算編成方針
編成方針の中で、重点政策に掲げていることは、福山市100周年の記念行事の推進と、連携中枢都市権構想を推進していくことが挙げられています。この重点政策の中身についてはさらに10%の上乗せをしていいですとなっています。

 今、本当に若い人たちが、経済的な困難に落いっており、子育て支援のためバックアップ経費にしてほしいと言うことが根底にありながら、福山市の連携の役割分担であるとか、連携中枢都市として整備しなければいけない、そのためにお金を使うと言っています。そういった切実な要望に答えていないものです。そういった中で連携中枢都市圏構想が進められています。以上です。

                          文責 事務局
 
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