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リレ−トーク 第2部 地方創生と地域おこし 地方創生の本質を考える(要旨) 茶 木 篤 紀 自治労連三次市役所労働組合委員長
1.平成の市町村合併 三次市は2004年4月1日に8市町村(三次市・君田村・布野村・作木村・三良坂町・吉舎町・三和町・甲奴町)の合併により,誕生しました。合併推進を掲げる広島県の主導により、反対の議論はその場限りであったように記憶しています。
そして、合併から10年が経過した現在では、合併時の61,823人の人口が、今年の7月には54,900人となり、7千人弱減少しています。市が2015年10月に作成した人口ビジョンによると2030年には人口が5万人を切り、4万5千人にまで減少すると予測されています。合併からはすでに8校が統廃合となり、合併時30校あった小学校は現在22校となりました。
市職員数は2005年に作成された定員管理計画によると作成時744人の職員を2014年度に616人にするとしていましたが、2015年度現在の職員数は561人であり、人件費にして15億円の削減効果をもたらしました。
2.三次市まち・ひと・しごと創生総合戦略 三次市まち・ひと・しごと創生総合戦略提案事業が2015年10月に作成されました。作成するに当たって、職員が職場単位と、ひとりの市民として提案した120を超える事業の中から約50の事業に絞込み、展開していくことが決まりました。
「しあわせを実感しながら、住み続けたいまち」をめざす姿とし、三次で暮らしたい人が集まってくるまちを目指しています。
地域住民の暮らしを無視した「地方創生」の矛盾を広く住民に知らせ、住民と自治体職員が一体となり、地域に根ざしたまちづくりを進めるとともに、子育てしやすい、将来も安心して暮らせる自治体行政の基本に立ち返り、まちづくりを提案していけるよう学習を進めていきたいと考えています。 文責 事務局
(6三次茶木自治研原稿 -テープお越しご.docx)
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