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世界遺産と景観問題を考える シンポジウムに参加して

 (2016/07/25)
 
7月23日(土)広島市中区で、かき船問題を考える会・世界遺産原爆ドームを守る会の主催で、世界遺産と景観問題を考える シンポジウムが約110名の参加でありました。

 前半は、 講演T「糺の森はアピールする」中島晃さん(糺の森訴訟原告代理人弁護士) 講演U「鞆の浦と原爆ドーム・かき船訴訟」富井利安さん(広島大学名誉教授)があり、それぞれ、世界遺産の基本的課題と、かき船問題に現れている景観訴訟問題について、わかりやすく説明をされました。

 後半シンポでは、コーディネーターに石口俊一さん(かき船訴訟弁護人)がなられ、このシンポを通じて、広島市民が何を語ることが必要なのかを掘り下げて、これからの行動の参考になるようにとの思いを語られ、

鞆の浦の弁護人であった藤井 裕さん、かき船訴訟弁護士人 和田森智さんたちが、それぞれの裁判経過の報告を行い、行政法研究者の立場から各種問題点を、「料亭船(かき船)の設置・営業は違法だらけ」と、まとめられた、広島大学の名誉教授の田村和之さんのショート提案を受け、意見交換が行われました。

私は今回のシンポについて、
1.世界遺産としての「ヒロシマ原爆ドーム」と周辺の景観を広島市民はどうか考えていくことが大切なのか。

2.かき船問題が出てきた経過を含め、今までの行政・反対運動の取り組みを総括するにあたって、全国の類似の取り組みの経験の中からどんな参考になることがあるのか。

3.今までの市の行政の取り組み状況自体、そもそも世界遺産の指定要件に対する法的齟齬があり、指定取り消しにならないのか。

4.現在進められている裁判の取り組み状況と今後の方向を明らかにする。
 ことを期待して参加しました。

これらについては、今後報告書が出てきた時、それを基に報告してみたいと思います。
                                  新田輝雪

 
DL:43.docx

(シンポジウム 7月23日.docx)
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