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2017 ひろしま県政白書作成に向けて   第10回

 (2017/09/21)
 
県政白書各論編・研究者からの提言
 後半部分について
 今回の県政白書で各論は、命とくらし、教育・平和・行政の4分野を15団体・21編に組み、研究者からの提言を寄せています。 この15団体に所属する皆さんは、日常的に広島県政をウオッチングされている団体であり、関係課との繋がりも持たれています。そのような実態の中から、今県政の改革を進める上での課題を明らかにされ、提言を寄せてくださいました。
命とくらし
 今回の県政白書は、2014年8月20日の土石流災害を経験し、県政の課題で、県民の命とくらしを守ることが、第一に上がる政治課題であり、「1.広島と災害−安心して暮らせる広島県に」を上げています。この視点から見たときの今の県政の課題は何かが、記述されています。
 女性の働き方改革・子どもの医療費の助成問題など、湯崎県政におけるもっとも県民離れしている点について報告されています。また国保の県単位化問題は、愁眉の課題であり、即来年に響き生活が苦しめることになりはしないか、運動の広がりが求められます。
教育行政とは
 この県政白書を作る議論の中で、教育とは何か、広島県が掲げている教育は本当のものなのかという、根源的な問いかけが行われました。「ゆきとどいた教育すすめる」ということは、誰かを特別な対象とすることは、教育行政としてどうかという意見です。多くの県民にとって、自分の子どもへの教育の関心は高く、誰もが良い環境の下に人格を磨き、立派な社会人として成長してほしいと願っています。しかし、今の広島県教育行政は、グローバル化社会に役立つ人材を育てることを役割としているのですから、大きな隔たりがあります。このような教育指針がこの何十年間続けられていることが、今日の社会を競争社会につき進めています。改めて教育の課題を考えてください。
 平和行政・・被爆県
 平和問題については、広島県の平和運動の大きな課題ではありますが、日常的な活動についての進展が遅いという問題が指摘されており、県段階まで広がりを進めていない現実があります。しかし、日本最大の米軍基地をすぐ隣の岩国市に置き、これがますます大きくなりながら、単に平和を論じている段階ではないのですが、広島県内にある米軍基地の実態はあまり県民に知らされていない、実態を知ることから始めるような段階と言えます。
 新自由主義県政打破
 行政についての課題は、前回白書で挙げられた新自由主義に基づく県政運営に呼応したものと、努力をしたのですが十分な結果になりませんでした。ここでは、県が進めている指定管理者制度の問題について、深く論じています。県民の生活を安心・安全に過ごせるために何が必要なのか、指定管理者制度の課題を明らかにし、責任ある行政運営を私たちは声を大きくしていきたいと考えます。
 研究者の目から広島県政
本来県政運営を構成する課題は、まさに県政とは子どもの出産から墓場までを担当するものであり、その業務の専門性は、長年の積み重ねを大事にして、継続され、発展されるものです。今回あげたものはほんの氷山の一角にすぎません。まだまだ多くの課題について、県民の方々の参画があってこそ、豊かな県政が作られると思います。
そういう意味で県政とは何か、研究者の方々からの、根源的な県政のあり方が語られることで、2017県政白書作成の新しい目を感じさせてくださいました。社会保障行政とは、教育行政・環境行政の根幹を、ちょっと見つめ直して読んでください。
多くの方々に読んでください ***
 このような県政白書になっています、ぜひ多くの方々からご意見をお寄せください。次回の県政白書作成に活かされることと思いますし、あなたも是非このような作成にご参加ください。お待ちしております。
 
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(県政白書予約ビラ.pdf)
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(・はしがき・目次・あとがき.pdf)
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