全国自治体学校で2021年7月18日第12講座「瀬戸際に立つ地方自治」という題で岡田先生の講座がありました。 この講座のねらいは、 1.地方自治に「今」を歴史的にとらえ、未来を展望する 2.なぜ、今地方自治は、「瀬戸際に立っている」のか 3.地方自治体を主権者としての住民のものにするには、どうしたらいいのか でした。 また講座全体の流れは §1 地方自治とは何か―地方自治をめぐる歴史から学ぶー T 地方自治や地方自治体は、何のために、いつからあったのか U 近代国家と地方自治をめぐる戦い V 明治憲法の下では「地方自治」も「地方自治体」もなかった W 戦後憲法と地方自治・地方自治体の誕生 X 戦後の「逆コース」と民主的自治体づくりの運動
§2 国と地方自治体との関係ー地方分権改革・現代道州制論を考えるー T 道州制論の歴史的系譜 U 経済のグローバル化と現代道州制論の登場 V 同州論議と「大阪構想」 W 「地方分権改革」の中で進行した国家統制の強化・地方自治の弱体化
§3 第二次安倍政権下の地方制度改革と「自治体戦略2040構想」 T 安倍政権下における地方制度改革の歴史的文脈 U 総務省「自治体戦略2040構想研究会」第2次報告の概要と問題点、対立軸の形成 V 「人口減少」を理由に横行しだした団体自治否定論
§4 住民自治と団体自治ー住民を主人公にした自治体とは― T 「平成の大合併」の歴史的教訓 U 一人ひとりの基本的人権と福祉の向上を目指す地方自治・地域再生の対抗構想