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広島市議会の市民の参画実態(陳情)

 (2022/02/10)
 
広島市市議会ホームページ 陳情一覧表確認してください。
市民の民度
 私たちは今民主主義の世界に生きていると感じていますが、それを代表する議会の活動は市民の民度の高まりを現わす大きな指標と言えると思います。
 そこで行われている一例としての請願・陳情ということについて、市民の活動はどうなっているのでしょうか。
 請願は、日本国憲法第16条に定められた国民の基本的人権のひとつですが、陳情とは、請願と同じように、国や地方公共団体(都道府県や市区町村)の役所などへ、実情を述べて問題の解決や改善などを求めることで、民意がどのくらい発達している状態なのかを見る機会ではないかと考えました。
陳情の特徴
 また、陳情ができる人は、住所・国籍・年齢などに関係なく、だれでも提出することができます。したがって、未成年者や日本に住む外国人、法人、各種団体(PTAや老人会など)、市内に住んでいない人でも提出することができます。また、提出される方は1人でも連名でも構わないという幅広い行為です。
広島市議会での陳情
 そこでこの度、広島市議会から発表された「陳情受理一覧表(令和元年5月2日から)」(一覧表という)を参考に、どのくらいの数量が出されているのか、議会審議にかけられる割合は、どのような結果になっているのか、これらを調査してみました。あくまで市民から出された陳情書であり、その内容についてコメントしない立場から、表面をのぞいてみました。
 この一覧表は、令和元年5月2日議会事務局が受け付け、事務局内規則から分類され、各常任委員会にかけたり、全議員に回覧させた、合計186件で、令和3年12月15日までに結論が出されていました。
広島市議会常任委員会
 この案件を扱う広島市常任委員会は、少人数の議員で構成され、それぞれの担当部門の議案その他の議決事項などについて、専門的に、より詳しく能率的に審査や調査を行っています。
 広島市議会(議員55名)では、六つの常任委員会(総務・消防上下水道・文教・経済観光環境・厚生・建設)が9名づつで設けられており、議員はそれぞれ一つの常任委員会に所属しています。またそれぞれの所管する室・局・委員会が行政側から張り付いており、他の常任委員会の所管に属しない事項については総務委員会で審議されます。

      常任委員会名      所       管 
     総  務        危機管理室、企画総務局、財政局、
                              市民局、会計室、選挙管理委員会、
                              人事委員会、監査事務局、市議会事務局
                             及び他の常任委員会の所管に属しない事項
   経済観光環境   環境局 経済観光局 農業委員会  
      文 教         教育委員会
        厚 生         健康福祉局 こども未来局
      消防上下水道    消防局 下水道局 水道局
       建 設          都市整備局 道路交通局

 提出された年度ごとに見ますと、元年度が75件、2年度が67件、3年度が42件と計186件となっています。これから見ると平均71件と言える水準です。
他の政令市との比較
 これらは、他の政令市ではどうなっているのでしょうか。一部を覗いてみましたところ下記のような結果になっています。
  市  名  推計人口   2019年 2020年 2021年   計    件数/1万人/3
  浜松市   785,729    18        8      14      40   0.17
  堺 市     819,965    76       81         84        241   0.98
  仙台市   1,096,623        16         26         25         67   0.20
  広島市  1,195,384        75         67         42       186    0.52
 さいたま市     1,333,195        22        52          62       136   0.34
審議基準
  議会の規則によって陳情書の取り扱いは違っていますが、この制度が公になっているところと事務局扱いで残っているところとあることが分かりました。
 広島市では出された陳情書は、事務局の独自の下記の判断基準で各委員会に付託・審査されますが、その内容は、委員会諮問が99件で、あと87件は議員回覧となっています。

委員会に付託・審査等を行わない陳情書
     1 郵送により提出されたもの
   2 代表者が市内に住所(団体の場合は所在地)がないもの
   3 陳情の内容が
     ア 市の所管外のもの
     イ 決議や意見書の提出を求めるもの
     ウ 議会に直接関係するもの
   4 委員会付託の希望がないもの
詳しくは、議会事務局市政調査課:電話(082)504-2438にお問い合わせください。

となっています。
 6項目述べられておりますが、これらの判断が事務当局の判断であるという点、議会審議が行政に委ねられているという欠陥が見られます。
審議結果
 一方常任委員会に挙げられた99件の各委員会での結果は、下記のような結果になっています。
 常任委員会名   件数 継続審査 採択 取り下げ承認 不採択
   総務        26   24       1      1 
 経済観光環境   3     3 
   文教        16   10       3      3
   厚生        23   20                 2                 1
   消防上下水道   1     1
   建設        30   26                 4
  合  計       99   84       4    10           1 
                85%
 この内継続審査という区分について圧倒的な数になっていますが、今回の陳情書の中で、「市民の陳情に対して、多くの案件についてろくな論議もせず全く改善が見られないまま、ただ継続審査として放置し、結果議員任期満了に伴い審議未了となった。これは市議会による陳情の無視である。」という実態があるのも事実で、今後出された市民はこの監視を行うことも必要ですね。
 広島市市議会の構成会派はどうなっているのでしょうか。市民とのつながりを検証しましょう。

「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」
                                  ZOOM読書会 第1回報告(工事中)

 (2021/08/10)
    2021年7月23日(金)14時から広島自治研主催で標記のZoom読書会が行われ、この本の著者の白藤先生が特別参加され、この本の出版後に日本の官僚機構の改編が、デジタル庁の発足とともに、中央集権化が進む方向になることが明らかになりました。
Zoom会議
 今回のZoom会議は、府中町議員の二見信吾さんの報告から始まり、役所のデーターを企業が自由に使われるようにするために、個人情報条例の枠を緩和することにより、行政機構に企業人が情報管理の中枢者として入れ替わり立ち入ることにより支配され、利益を生む機構に再編されるとの報告がされました。
 報告では経団連の作ったバラ色の世界を装うSociety5.0の広告をふんだんに使い企業の意図が分かる報告でした。
デジタル化の遅れ
 経団連は「人はさまざまな制約から解放され、多様な生活や価値を追求する自由を獲得できる」と述べていますが、働く人の生活がどのように改善されるかは全く触れていません。今回のコロナ感染症をショックドクトリンとして活用し、「デジタル化の遅れを取り戻さない」といけないと、競争をあおることになりました。
官民データ活用推進基本法
 また、官民データ活用推進基本法の制定が2016 年に行われ、表向きは「インターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて流通する多様かつ大量の情報を適正かつ効果的に活用することにより、急速な少子高齢化の進展への対応等の我が国が直面する課題の解決に資する環境をより一層整備すること」(1条)としていますが、
 真の目的は国・自治体のデータを民間企業が利用し GDP600 兆円を実現する「成長戦略に盛り込むために生まれたもので、生産性革命を実現するためには、ICT の利活用を梃子とした行政改革に取り組み、既存の制度・業務フロー・慣行等を抜本的に見直すことが不可欠である。行政業務の本質的な BPR「Business Process Reengineering」 の実施にあたっては、単に手続の電子化にとどまらず、行政機関間で保有するデータを共有することや、官民データ連携を見据えて取り組むことが重要である。これにより、Society 5.0 に向け、質の高いデータから構成されるビッグデータの確保やその活用が図られ、GDP600 兆円経済に向けた原動力となることが期待される」(経団連「Society 5.0 に向けた電子政府の構築を求める」2017 年 2 月)
地方行政のデジタル化
 また、第32次地方制度調査会答申の「地方行政のデジタル化」論は現在の地方行政組織の改編を具体的に進める法案で、全国標準化するという、個別自治体の要素を失わせるための法案手続きとなっています。このようなデジタル化の統一に対して、今地方自治体が、市町民の意見を聞かずに真っ先に進められていることに、府中町、福山市で疑問が語られました。
 「スーパーシティ」を支える基盤(インフラ)としてのマイナンバー制度は、2016 年運用開始されましたが、マイナンバーカードの普及率は全国で 30%(2021 年 5 月 1 日現在)となっています。2024 年に 100 %をめざすとしています。
Democracy 5.0
  本のP32で4.Democracy 5.0と「地方自治+a」――「新しい自治様式」の探究への第一歩を―― では「デジタル化時代における地方自治の問題について」の検討をしていますが、●誰のための、何のための「便利」さなのか?政府の進めるデジタル化はスピード違反ではないか疑問です。
「公共私の連携」の基盤としてのデジタルネットワーク化は民主主義の底引き網漁で、「地方公共団体をまるごと市場経済のコンピューター端末化」させ、「市場経済のためのデジタル市場圏域はできても、私たち人間の生存圏・生活圏の保障はとてもできない」のです。
「『デジタル参加民主主義』は、いまのところ、なんらの接物・接心の民主主義の技術も訓練もされていない、口角泡を飛ばす熱い議論をしないで、何が代表民主主義だというのか?
新井紀子
 新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社、2018 年)は、「AI がコンピューター上で実現されるソフトウェアである限り、人間の知的活動のすべてが数式で表現できなければ、AI が人間に取って代わることはありません」といい、「AI は計算機ですから、数式、つまり数学の言葉に置き換えることのできないことは計算できません。では、私たちの知能の営みは、すべて論理と確率、統計に置き換えることができるでしょうか。残念ながら、そうはならないでしょう」と言っており、これを抑えておくことが大切だと思います。
地方自治+α
 「新しい自治様式」「新しい公共」「新しい個人」では、Democracy5.0 「『新しい個人』を基礎とした、民主主義・地方自治の連携基盤のうえに立つ新しい民主主義のあり方の議論が重要」(39 頁)「これまでの地方自治論に、この時代に重要な何かをプラスアルファする『地方自治+α』」が必要(同頁)と言われるが、ここの「新しい」とはどういう経過で言われているのか考えてみたい。と疑問を発せられています。
まとめとして
 討論として新しいとはどういうことなのかの説明が白藤先生から、「「新しい」に意味があるのではなく、本当の民主主義でも、メンテナンスをしながら進めていけば、いいのであって、民主主義そのものがこれだというものではなく、常に革新していく必要があると私は思っており、「何か固まった民主主義論とか」が言われるが、常にその時代の反映であり、メンテナンスしているので、それのない民主主義は生きていけないのだと思います。」と説明されました。
この「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」本が出されたのが2020年6月であり、その後、菅内閣ができデジタル庁が2021年9月発足に向け、デジタル改革が旗印になりました。そしてこの1年間ものすごく変わりました。このような時、一方「Society 5.0」が生まれたのは20年前だったのですが、それを基礎にして、総務省が自治を基礎にして、自治体戦略2040に載るんだぞと、これを使い出しているのです。これを言い出した総務省の山崎氏が今や高官僚になってこの路線を進めているのです。このような方式を進めるにあたって、変わったのはその速度なのです。その中で一番変わったのがデジタル庁の設置なのです。今まで声をかけても進まなかったこのようなことが、今加速しようとしているのです。そのために、このような専門な部署を官庁に作り、この設置に伴い、DXとは何かから始まる特殊な性格を持つ部署になりました。その説明に、山梨県の地元新聞の記事を参考にしてください。
デジタル関連法
 2021年5月12日デジタル関連法という6本の法改正がありましたが、その内一1本はデジタル改革関連法という、58本の法律の改正になっており、これが動き出すのです。ここでデジタル社会を定義されており、ここで、Society 5.0が法律上効力を持つようになったのです。またデジタル庁設置法が定められ、今後の内閣組織運営の中心的な柱になるのです。デジタル庁は、推進庁なので、アジャエル型組織となります。内閣の中枢に設定されながら、デジタル庁に民間の人が入れ替わり入り込み内閣の中枢政策を決めて各省に下ろしていくことができるのです。これが地方公共団体にも勧められており、デジタル時代の地方行政審議会が行われ、これまでの地方自治改革を行い議会などなくてもよいとかを出そうとしているのです。私たちは、このデジタル社会の中で、これからどんな働きができるのか、どこまで踏ん張れるのか考えなければいけないのです。国家の統治方式が大きく変わったのです。「国、地方公共団体、民間事業者、国民その他の者があらゆる活動において情報通信技術の便益を享受できる社会」の実現と言いますが、ここでは情報を持っている民間の組織を誘導することになるのです。
 
DL:91.pdf

((白藤博行)山梨日日新聞20210704_3面.pdf)
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「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」読書会 第2回

 (2021/08/06)
  主  催:広島自治体問題研究所
テキスト:「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」
         白藤 博行(編著), 稲葉 一将 他(著) 
チューター:山田 健吾(広島自治研・理事長)
日    時:8月 8日(日) 15:00〜17:00 第2回
範   囲: 第1部 行政デジタル化の論点
         2 行政のデジタル化と個人情報保護
            稲葉一将

Zoomミーティングで行います。
広島自治体問題研究所会員(団体会員を含む)を対象として、参加費は無料です。
8月8日14:30から受付を始めます。読書会は15:00から17:00です。
テキストは自治体研究社「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」です。
 第T部 2 行政のデジタル化と個人情報保護」(稲葉 一将 著)を読み、参加者で議論(意見交換)します。
 住民の個人情報が「資源」として利活用されようとしています。国が「経団連」の要求に応えて進めてきた行政(国と自治体)のデジタル化の動きを学び、地方自治体が保有する個人情報の保護の在り方を中心に意見交換を行います。
ぜひ、ご参加ください。
この本・ZOOMアドレスは、広島自治体問題研究所に申し込んでください。

 A5書籍の内容
自治体は国のデジタル端末になるのか?
コロナ禍のなかで行政のデジタル化が声高に叫ばれ、官民で国民・住民の個人情報をオープンに利活用しようという政策が進んでいる。しかし、大規模な情報漏洩の危惧や、国民・住民の自己情報コントロール権など課題も多い。戸籍・税務・健康保険など自治体の事務にそって、行政デジタル化の具体的な課題を考える。

   第U部 自治体情報化・クラウド化の現場
  は、日程を含め別途検討中です

 

第63回全国自治体学校 第12講座 
瀬戸際に立つ地方自治 岡田智弘
を聞いて

 (2021/07/30)
    全国自治体学校で2021年7月18日第12講座「瀬戸際に立つ地方自治」という題で岡田先生の講座がありました。
この講座のねらいは、
 1.地方自治に「今」を歴史的にとらえ、未来を展望する
 2.なぜ、今地方自治は、「瀬戸際に立っている」のか
 3.地方自治体を主権者としての住民のものにするには、どうしたらいいのか
でした。
また講座全体の流れは
§1 地方自治とは何か―地方自治をめぐる歴史から学ぶー
 T 地方自治や地方自治体は、何のために、いつからあったのか
 U 近代国家と地方自治をめぐる戦い
 V 明治憲法の下では「地方自治」も「地方自治体」もなかった
 W 戦後憲法と地方自治・地方自治体の誕生
 X 戦後の「逆コース」と民主的自治体づくりの運動
 
§2 国と地方自治体との関係ー地方分権改革・現代道州制論を考えるー
 T 道州制論の歴史的系譜
 U 経済のグローバル化と現代道州制論の登場
 V 同州論議と「大阪構想」
 W 「地方分権改革」の中で進行した国家統制の強化・地方自治の弱体化
 
§3 第二次安倍政権下の地方制度改革と「自治体戦略2040構想」
 T 安倍政権下における地方制度改革の歴史的文脈
 U 総務省「自治体戦略2040構想研究会」第2次報告の概要と問題点、対立軸の形成
 V 「人口減少」を理由に横行しだした団体自治否定論
 
§4 住民自治と団体自治ー住民を主人公にした自治体とは― 
 T 「平成の大合併」の歴史的教訓
 U 一人ひとりの基本的人権と福祉の向上を目指す地方自治・地域再生の対抗構想

おわりに
  となっておりました。
 まさに、コロナ禍に会って、多くの国民が命の危険に怯え、引きこもる事態が生まれ、地方自治体の自治能力が大きく問われる瀬戸際に立っています。住民の命を守ることが問われる事態になっているにもかかわらず、オリンピックを強行し、またこれからの地方自治体を、大企業奉仕優先、住民の声を聴かない中央集権統制下の地方組織へ再編する計画を実行しているのです。
 今回の講座で、「そもそも地方自治とは何であったのでしょうか。」と根本的な問いかけから始まり、私の身を振り返ることから始まりました。
 そしてその根本が始まったのは、日本国憲法が生まれ、その3つの理念を集約したものとして「地方自治体」が誕生し、その規定が「第8章地方自治」92条から95条までと地方自治法で、団体自治と住民自治を明確にされてきたのでした。しかし、実態面では制度とは裏腹に中央統制が強化されてきたのでした。
 そして、この間の様々な攻撃の中、革新自治体運動、小さくても輝く自治体づくり運動、全国の自治研活動で示した教訓をもとに、
 @住民自治を基本に置いた団体自治の発展、
 A足元から住民の命を守り、人間らしい暮らしを再生・維持する持続可能な地域づくり、
 B足元の地域を知り、科学的に将来を見通せる学習・調査・研究・政策活動が必要不可欠である、
 と述べられました。  
最後に
 「基本的人権は、何か宙にうかんだ抽象の権利ではなく、人間が生まれ、成長し、生活し、労働し、そして老いて死ぬそれぞれの地域の具体的な自然的・社会条件に規定されているものである。したがって、民主主義の運動もまた具体的にはそれぞれの地域の諸条件を改善する自主的、自発的な住民運動として展開せざるをえない。地方自治の概念は、基本的人権を擁護する地域の民主的な制度や自治的な組織までを含む幅広い概念として成立するのである」と
 島恭彦先生の言葉を参考に示されました。
 
この講座で、今地方自治体の在り方について、新自由主義の流れの中で、2040、自治体破壊、デジタル化の推進など、詳しく説明されており、再度復習をしたいものです。
これらの破壊行動で日本の地方自治、住民自治・団体自治が今後どのようになるのか、それに対してどうすべきかなどの方策を求める人が多くありました。そのために岡田先生のWiHi がオーバーする事態が発生したようです。
身近な地域での民主的な活動団体との一致団結した話し合いを活発化させ、地域から運動を広げていきましょう。
 岡田先生には大変ご苦労様でしたなおこの文責は事務局にあります。

オンライン読書会案内

 (2021/06/24)
  主  催:広島自治体問題研究所
テキスト:「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」
         白藤 博行(編著), 稲葉 一将 他(著) 
チューター:山田 健吾(広島自治研・理事長)
日    時:7月23日(金) 14:00〜 第1回
範    囲: 第T部 行政デジタル化の論点

この本・ZOOMアドレスは、広島自治体問題研究所に申し込んでください。

 A5書籍の内容
自治体は国のデジタル端末になるのか?
コロナ禍のなかで行政のデジタル化が声高に叫ばれ、官民で国民・住民の個人情報をオープンに利活用しようという政策が進んでいる。しかし、大規模な情報漏洩の危惧や、国民・住民の自己情報コントロール権など課題も多い。戸籍・税務・健康保険など自治体の事務にそって、行政デジタル化の具体的な課題を考える。

第T部 行政デジタル化の論点

第2回目以降
   第U部 自治体情報化・クラウド化の現場
  は、日程を含め別途検討中です

オンライン読書会案内

 (2021/06/24)
 
主  催:広島自治体問題研究所
テキスト:「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」
         白藤 博行(編著), 稲葉 一将 他(著) 
チューター:山田 健吾(広島自治研・理事長)
日    時:7月23日(金) 14:00〜 第1回
範    囲: 第T部 行政デジタル化の論点

この本・ZOOMアドレスは、広島自治体問題研究所に申し込んでください。

 A5書籍の内容
自治体は国のデジタル端末になるのか?
コロナ禍のなかで行政のデジタル化が声高に叫ばれ、官民で国民・住民の個人情報をオープンに利活用しようという政策が進んでいる。しかし、大規模な情報漏洩の危惧や、国民・住民の自己情報コントロール権など課題も多い。戸籍・税務・健康保険など自治体の事務にそって、行政デジタル化の具体的な課題を考える。

第T部 行政デジタル化の論点

第2回目以降
   第U部 自治体情報化・クラウド化の現場
  は、日程を含め別途検討中です

セミナー:
    デジタル化でどうなるくらしと地方自治

 (2021/05/25)
 
この本をテーマにセミナーが準備されています。
今、私たちはこのDXとは何か、地方自治体としてこのようなことを掲げていいのだろうか、などの疑問が出てきます。がすでに広島県ではDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が湯崎知事のもと、速やかに進行しています。
 広島県湯崎英彦知事は、県知事になる前(1965年広島県出身。1990年3月に東京大学法学部卒、1995年6月に米スタンフォード大学で経営学修士を修了。1990年4月に通商産業省(現:経済産業省)に入省し、自動車、対米通商、エネルギー、ベンチャーなどを担当したほか、シリコンバレーのベンチャーキャピタルに出向。2000年3月に退官後、アッカ・ネットワークス(イーアクセスを経て、現在はソフトバンク)を設立し、代表取締役副社長に就任。個人および法人向けブロードバンド事業を通じて、日本のインターネット産業の基盤構築に貢献した。2005年に上場、2008年3月に同社を退任。2009年11月の広島県知事選挙で初当選。現在三期目を迎え、知事就任から12年を経過している。)から、このような世界で活動してきて、広島県知事に就任し、すぐ事務整理等作業に入り、地方自治事務体制を、DX化する作業に入っています。
 2020年・2021年広島県予算を見ても、このDX の推進本部が作られ何ができるかを探してきているようですし、すでに水道事業では具体化されているようです。
 彼が2019年10月18日に講演している「広島県知事が語る「日本が目指すDX」」の紹介記事を読んでみてください。広島県での各行政事務の中で、この作業を進めてきており、これから国と一体的に地方自治体の変革に入ろうとしているのです。
 菅内閣でもデジタル省が作られこれから本格化していくようですが、この根本について学ばなければ大変なことになっていくようです。
 私たち、広島自治体問題研究所でも議論となり、山田健吾理事長からこのデジタル化について本を読み合わせる中で、議論するセミナーを実施しようとの呼びかけが出ています。
 具体化については、これからですが、当面この本の読了でもって準備をし参加していこうではありませんか。本のご注文は事務局まで!!!

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(湯崎英彦氏の講演概要記事です.docx)
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(広島県予算の概要から.docx)
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連絡先 〒730-0051 広島市中区大手町5丁目16−18    

Tel: 082(241)1713 Fax: 082(298)2304  E-mail: hjitiken@urban.ne.jp