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 広島県民の「命の水」のゆくへ 
(U.今まで広島県での水道経営の実態は
                        その1 指定管理者導入の経緯)
 

 (2020/02/20)
 
「水みらい広島」は大企業の系列化の広島版です。
  広島県では、2013年度から水道事業を指定管理者づくりにより、県と民間による共同出資会社「株式会社水みらい広島」を設立し,指定管理者制度を活用した,共同出資会社による県営水道事業の管理を導入やっていることをご存知ですか。
 今回、このことを決める当時の広島県議会での、この導入審議議事録を事務局の責任で概略してまとめたので、この導入における問題点をこの審議記録から明らかになっております。当時水道事業に指定管理者制度を導入することは、全国的に見ても新しいことであり、2つの委員会でのやり取りで何が、問題になろうとしていたのか明らかになります。
 
1.2012年09月18日:平成24年建設委員会 本文:広島県議会ホームページより
http://www.pref.hiroshima.dbsr.jp/index.php/2961416?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&DocumentID=3008
1:◯委員 先月の常任委員会が終わった後で、企業局のほうから、「水みらい広島」の設立について、
  水ingという会社と協定を締結するということを説明に来られました。常任委員会で全く報告がなく、常任委員会が終わった後で、これを報告に来られたのですが、常任委員会で報告しないで後で報告に来たということです。
2:◯委員 これが2月定例会に出たときに、こんな問題がある、あんな問題がある、どういうふうに対応
 していくのかと、我々はいろいろな指摘をしました。その十分な回答が得られないうちにどんどん事が進み、議会の監視機能というものが全く機能しないではないか、そういったところをどういうふうに担保するのかということも含めていろいろな質問をしたけれども、それに対する答えは何もなかった。ただ、説明は丁寧にしますということは約束してくれたと認識していますが、結局その説明すらきちんとしない。議会で議決されたら後は何をやってもいいというスタンスにしか見えないのです
3:◯水道課長 この会社が県民に対してリスクをしっかりコントロールしていくには、議会へ節々で報告
 する、事後報告でなくて計画段階で諮るべきであるという御指摘をいただいておりまして、このたびの株主間協定の締結につきましては、3分の2以上を相手に持たせないという部分や、県が全部同意しないと事業計画を認めない、役員人事についても県が同意しないとできない、あるいは譲渡制限をつけていまして、譲渡するときは県の承認が要る、あるいは譲渡する価格は出資金よりも高い値段ではないと県が買い戻せなくなるのではなく、時価か出資した額のいずれか低い価格で、うまくいかない状況であった場合は県が買い戻す、こうした条項は募集段階までに整理して募集したということでした。
4:◯委員 この事業については矛盾点がいっぱいあって、今も説明であったけれども、この会社の目
 的というのは、県の水道事業、ライフラインを県民に対して恒久的に安定的に供給するのが目的です。だから、実際には財産の処分といったことは関係ないわけです。本来、その会社は未来永劫続いていかなければいけないし、財産の処分は県が特別な議決権を持っていようが持ってなかろうが、この水道事業の維持管理は安定的にやっていかなければいけないというふうになっている。それが本来の仕事のはずです。
 また、この水道事業の維持管理業務を立ち上げたときに、将来的に向けてその水道事業がだめになっていくと言われますが、さっき報告があったけれども、黒字です。こんなところも矛盾している。何回も言いますが、県が特別議決権を持つから向こうの思いどおりにはさせないとさっきも言っていたけれども、では逆に、県がこれをやってくれと言ったら、向こうは3分の2の議決権でそれはしませんということも言えるわけです
 一番恐れていることですが、説明に来られたときに、海外事業展開は当面しません、将来的には考えられますと言われました。ところが、新聞記事を見て驚きました。3本柱のうちの1本が海外事業ではないですか。議会に説明していることと話が全然違う。確かに募集要項の中には海外事業展開も見据えるということは書いてありますけれども、恐らく、県民の皆さんは海外で事業展開なんかしてほしくないと思う。我々県民に安定的に、また安価な水道事業を、維持管理業務をやってもらいたいというのが県民の本当の思いだと思います。海外展開なんか全く要らないというふうに考えていると思うのですが、その辺はどうですか。
5:◯水道課長 海外展開につきましては、まず国内での安定給水、信頼のある水道事業の継続を抜き
 には海外でできるはずもなく、県民の方も県民へのサービスを求めておられますので、海外展開でのノウハウとか経験が、現在の受水団体の皆様に生かされるのであれば御賛同いただけるかもしれませんが、リスクがある段階では賛同してもらえないということは理解しています。
  ですので、そうした案件がありましたら事前に御報告し、その上でということですが、現段階ではそのような状況になっていないのが実情でございます。
6:◯委員 また矛盾したことを言っているけれども、それならば、何であのように新聞記事にでかでかと
 書いてあるのですか。あれはやるというふうにしか県民は受け取りませんよ、そう思いませんか。
7:◯水道課長 マスコミへの資料の出し方に配慮がなかったという点で、あのような記事になったのか
 と思いますが、先ほども申しましたように、海外でやっていくためにこの会社を立ち上げたのではなく、将来、水需要がどんどん減少し、施設が老朽化していく、更新経費を受水費だけで賄えない時代が来るのではないかということで、長期的な視点に立って、そういう展開についても県民のほうに還元できるということを前提に取り組もうとしたわけでございます。
8:◯委員 では逆に聞きますが、もし新会社のほうが海外事業展開を進めたいと言ったときにはどう
 やってとめますか、とめられますか。

9:◯水道課長 海外展開で、仮に投資額が多いというときは、県は債務保証しないということを最初か
 ら示した上で募集しておりまして、その海外展開がかなり投下資本を伴うもの、あるいは県に多くのリスクをもたらすものであれば県は賛同しないということで、取締役会でとめることができるという株主間協定での規定にしておりますので、責任を持ってとめるということで進めていきたいと思っております。
10:◯委員 営業戦略については特別議決権がないからとめることはできないです。ましてや取締役
 は3人で、2人が向こうの会社で1人が県ということあれば、2対1で負けるのです。それから、債務保証しないということですが、しなくてもやりますよ。赤字になってどうにもならなくなったときに、その会社がつぶれますからといって県がそっぽを向いたときに、県民のライフラインはどういうふうになりますか、運営せざるを得ないでしょう。そうしたら、何らかの形で県が救済しなければいけなくなる。だから、こういうところできちんと説明して、こういうふうに担保しましたと、議会も納得できるようにしてくれないとまずいと何回も言っているわけです。それを、最初の時点で報告を怠る。議会を軽視しているとしか思えない。
11:◯委員 一見わかったような話ですけれども、実際、企業というものは法律で守られています。
 だから、会社の守秘義務的な部分については議会には公表できるわけがない
、条例が法律を上回ることができないわけですから。その辺は、ひろしまイノベーション推進機構を見ていてもよくわかると思います。こういうものを県がどんどん立ち上げて、勝手にひとり歩きしていって、歯どめがきかない現状になっているわけです。例えば、県が4分の1を出資する法人の経営状況報告書が出てきますが、これを見ても中身は全くわからないような資料です。今後そういった資料をきちんと出せるのか、またはその情報を常に議会に提供していけるのか、そういったことをしっかりと執行部のほうで担保できる範囲、時期といったものをきちんと確認して我々議員に報告してほしいと思います。これは幾ら言っても切りがないけれども、ただ、その姿勢だけでも改めてほしいということを要望して、終わります。 

2.2012年12月13日:平成24年建設委員会 本文http://www.pref.hiroshima.dbsr.jp/index.php/2961416?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&DocumentID=3018
1
:◯委員 県第121号議案、公の施設の指定管理者の指定について、確認していきたいと思います。
  県は、水需要の減少や水道施設の老朽化、技術職員の大量退職による技術継承への懸念から、民間資本の導入でコスト削減や効率化を図ることを目的としてこの会社を立ち上げたと聞いております。この中では、県民のライフラインである水道事業を確保するという部分について、余り触れられていないわけですけれども、ここら辺はどういうふうに担保するように考えておられますか、まず確認します.
2:◯水道課長 委員がおっしゃられたように、本県の水道は広島用水、西部用水、沼田川用水とあり
 ますが、いずれもほぼ同時期の、昭和49年、51年に全部つくっておりまして、そのほとんどが同時期に老朽化を迎え、それらを担ってきた職員の大量退職もある中で、水需要も減っているという状況でございます。その中で維持管理というのが非常に重要で、施設を点検し、いつ修繕するかというタイミングをはかって効果的な施設更新をしていかなければいけない、そのための取り組みとして水道施設の包括的な、経営の効率化も含めて安全・安心を確保するための仕組みとしてこれをつくったものでございます。
3:◯委員 またわからなくなったので確認なのですが、老朽化したパイプとかそういったものを更新す
 る作業というか、費用はだれが出すのですか
4:◯水道課長 水道料金という、企業局は公営事業ということで料金をもとに施設更新をさせていただ
 くということで、受水団体に料金をお願いしておりまして、それをもとにして施設の更新を考えております。
5:◯水道課長 企業局が事業責任者ですので、認可を受けまして、水道用水供給事業を引き続
  き担っていきます。その担っていく責任を、先ほどの安全・安心、それから安定給水の確保を引き続き続けていくという水道事業者の経営責任として、維持管理の部分について民間の力をかりてやっていきますが、公的なコントロール、また、従業員を県内に確保したい、あるいはそのノウハウもとどめたいということで、公の出資を仰いで、今回、公民共同企業体というものを設立して維持管理を担っていきます。その維持管理の施設の状況を正確に把握して、施設更新を企業局のほうで適正な時期にやっていき、適正な物、場所、点検の内容もしっかりチェックして更新をしっかりやっていきたいと考えております。
6:◯委員 何回聞いても理解できないのですが、それならば企業局が今までどおりやって、委託管理
 という形で出せばいいのではないですか

7:◯水道課長 今までの夜間・休日につきまして、運転監視については民間にお願いし
 て委託管理しております。ですが、夜間・休日は民間、ほかは企業局というのではなくて、包括的に維持管理をしていくほうが効率的であり、また、そこで民間の技術力とかノウハウを発揮して、より効率的な維持管理をしていきたいということで、企業局でなく、民間の力を活用できる仕組みを今回つくったものです。
8:◯委員 県が言っていることが正しければ、技術力というのは県が持っている。県が技術力を持っ
 ているのであれば、従来どおり、県の職員が昼夜を問わずライフラインを確保するためにやっていけばよかったのではないですか。

9:◯水道課長 確かに、県職員は事業開始以来水道事業を担ってきて、知識も経験もありますが、今
 後一どきにやってくる施設の老朽化に向けて、施設の点検、維持管理の部分については民間の力もおかりしてやっていきたい。その点検のデータとか状況、傾向性、それらは県と民間を合わせて、最適な時期に更新しなければいけない。その更新の工事については企業局でしっかり担っていくと考えております。
10:◯委員 そういうことであれば、なおさら県が今までどおりきちんと維持管理して、足らない部分を
 民間に委託したらいいのではないか
と私は思うわけです。
  もう押し問答になるから次に行きますけれども、コスト縮減を目指すと言いながら、非公募の指定管理にした理由は何でしょうか。
11:◯水道課長 水道施設は安全・安心という部分がありまして、効率的な維持管理を行うことは不可
 欠でございますが、単にコスト縮減だけを求めるのではなくて、ライフラインの公益性をしっかり担保するためにも県の一定の関与、監視、監督が必要で、それが可能な制度として、民間を活用しながら効率性と公益性が両方確保できることとして今回の制度を取り入れたものでございます。
12:◯委員 そういうことであれば、非公募にしなくても、公募してコストを縮減し、管理もきちんとできる
 企業を募ったほうがよかったのではないですか。
13:◯水道課長 県が引き続き担うということで、新会社を設立するに当たっては、そのパートナーとな
 る企業を公募して、最もよい会社を選び、維持管理を行う会社として水みらい広島を設立しておりまして、その過程では公募し、競争しております。
14:◯委員 それは、この会社に県もかかわりたいということで公募をしただけであってこの維持管理
 の指定管理を募るのであれば、つまり県がこの会社をつくらなければ、通常の公募方式で十分やっていけたのではないですか。
15:◯水道課長 水道施設というのはライフラインとして非常に重要な施設であるということで、先ほど
 申しました県の職員が行ってきた管路の点検等と民間に委託している運転管理、建設改良は引き続き県で担っていくわけでございますけれども、その両方をスムーズに効率的にやっていくために新会社を設立した当初の目的がありまして、今回の非公募というのは、最初からこういう方向でインフラの維持管理を進めていこうと考えた上で進めてまいりましたので、当初の計画どおり非公募とさせてもらっております。
16:◯委員 県民の安全・安心を確保するのであれば、本来ずっと県がやればよかったと思うので
  す。別の会社を入れてやらなくても、公募の指定管理で、県で足りないところをやってもらえれば十分できたと思います。

17:◯水道課長 水道事業の安全・安心は、県だけで行っているわけではなく、民間の協力を得ずして
 できない部分がありまして、一緒になってやっております。県だけで水道事業を賄うことが最もよいかどうかという中で、今回の公民共同企業体という方法を選択したものでございます。その方法でとったのが仕様書発注というやり方ではなく包括的な管理委託という中で、ノウハウや技術の向上を目指したいということで考えたもので、それができる指定管理を採用し、この指定管理の中で公益性の部分はしっかり管理、監視して指導していきたいと考えております。
18:◯委員 他県の多くは、全部県がやっています。それで、民間と共同会社を立ち上げている県も市
 もありますが、それらはほとんどが県もしくは市が51%以上の株を保有して、県もしくは市が管理をきちんとできるようなシステムにしているのに、35%という形をとっているのは広島県だけです。それはなぜですか。
19:◯水道課長 民間企業の徹底した維持管理の効率化とか、技術開発、維持管理に関する創意工
 夫というものをしっかり取り入れたいということで維持管理の部分を担う会社としてこの水みらい広島を設立しましたが、その趣旨は先ほど申しましたように、民の力をしっかり取り入れたいということなので、先ほども申されました出資比率も、インセンティブを働かせるためにも民のウエートを高くしております。
20:◯委員 水事業は大事だから、県が常にかかわっていかなければいけないと言いながら、民間企
 業にノウハウと技術を任せたいから
35%しか県が出資しなくてもいいというのは、話のつじつまが合わないように聞こえます。
  次の質問をするけれども、これをつくった理由の一つに、技術を持った県の職員が大量にやめていくから、その技術移転をその会社にやっていきたいという話でこの会社をつくったことが、その目的の一つであることは間違いないですか。
21:◯水道課長 今後、10年以内に約4割の技術職員が退職する見通しです。一方、20代というのは
 県でいえば数%しかいない中で、次のインフラを担っていく人材を育成したいということで考えたことに間違いはございません。
22:◯委員 そうしたら、例えば10年、15年して県の技術者がいなくなったら、この水道の維持管理の
 ノウハウを持った職員というのは新会社に全部移転して、県には残らないということか

23:◯水道課長 県は認可を受けた責任者として水道事業の安定供給を担っていきますので、ノウハ
 ウを残さないといけな
い。ノウハウを残すために現役の県職員が出向できる体制をつくる、そういう意味もあって、県が出資をしている水みらい広島でノウハウを蓄積することが可能な制度としております。
24:◯委員 県の職員がいなくなるから移転するのでしょう。
25:◯水道課長 すべてを県職員で担うことをしなくても、最もコアな部分を担っていける仕組みとして、
 全部民間に任せるというやり方よりも、コントロールがきく、また県職員が出向できるということでこの仕組みをとっております。
26:◯委員 そうであれば、県が新たに技術職員を雇えばよかった話ではないのか
27:◯水道課長 大量退職して同等の新しい職員を全部県が雇用すると、また同じ大量退職を迎える
 ことになるのと、現場がほとんど新人ばかりになってしまうという懸念がありますので、それは円滑に進めていく必要があることから、運転監視とか、維持管理の点検とか、そういう部分については民間の力をかりて円滑な安定した維持管理をしていきたいと考えております。
28:◯委員 それは人事管理をきちんとしていけばできることで、そんなことを言ってもしようがないわ
 けです。では、この会社の企業経営がおかしくなったときに、県はどういうふうにして対応しますか。
29:◯水道課長 経営については、年度当初に、事業計画がどういう内容になるか県でチェックできま
 すし、取締役も1人入っています。県の職員が出向しておりますので、どのような状況であるかについては把握できます。
  この会社は県の出資を受けていることから、会社経営の報告を受けますので、それについてはコントロールできると考えています。
30:◯委員 この会社は海外事業もやろうと言っている。そこのところを県がコントロールできるのか。
31:◯水道課長 指定管理を受けた業務を着実に履行することで技術のノウハウ、それから、いろいろ
 な知的財産のような知見が得られて、それらが活用できるフィールドが将来海外に提供できるのであればということであります。また、債務の承認をこの会社ができない、公共を担保とした借り入れができないということで、大きな施設投資を含んだ海外展開は、将来の話ですけれども可能性としてはありません。その海外展開することのリスクの懸念ということは会社の株主間協定等で防いでおります。
32:◯委員 この会社は65%を民間が出資した会社で、株式会社です。営業目的を水の管理以外に
 持っていっても別に問題はない。そのときに35%しか県が持っていなかったら、その経営方針とか営業方針に制限をかけることはできないはずです。
33:◯水道課長 基本的な方針については全員の同意を必要とすることとしていますので、制限をかけ
 てまいります。
34:◯委員 一々、全員の同意を求めて営業をやるような株式会社なんてありません。株式会社と
 して独立で生きていくわけだから、営業の中身についてまで事細かく取締役会、株主総会でやるようなことはしなくても十分やっていける。ましてや定款の部分変更はできるのです。県は35%しかないから、これに対抗できない。ただ、条件をつけているのは、例えば株の譲渡とか増資とかそういったことについて県がコントロールしているのはわかります。でも、それ以外の部分についてはできないということを言っておきます。
  それからもう一つ、この新会社の、つまり今回の公の指定管理で約28億円のお金が5年間でこの会社に支払われますが、前々回の常任委員会でも聞きましたけれども、この会社の県からの委託費が正しく使われているとか、またその金額が妥当であるか、そういったものを担保する方法はありますかと聞いたら、ないと言っています。今までやってきたHAVとか、そういった三セクの会社と同じやり方でしかできないというふうに答弁されています。再度聞きますけれども、新たにチェックするような手法というのは考えておられますか。
35:◯水道課長 今回の指定管理の要求水準として、水質、水量、それから維持管理の点検について
 性能発注としてどれだけ履行してほしいかというものを要求しており、それらの履行をすべて確認していく、また、その内容が質のレベルを今までよりどの程度向上したかということも評価するようにして、オープンにしていくこと、また水道団体の意向を伺いながらモニタリングについて情報提供していくということを考えております。
  経費の内容についても指定管理業務の部分については公表することになりますし、また、その内容についても地方自治法により監査することになっておりますので、そういうチェックをかけて、また積算なども今の維持管理の中で適正に積算しておりますので、多方面からのチェックで担保できると考えております。
36:◯委員 今の話だと、公表できるのですね。
37:◯水道課長 モニタリングの結果、経営状況について公表してまいります。
38:◯委員 モニタリングの結果というのは、どういう意味ですか。
39:◯水道課長 水質、維持管理、点検、それらの項目について要求水準を満たしているかどうかという内容でございます。
40:◯委員 いや、僕はお金が正しく使われたかどうかということを公表できるのですねと聞いている
 のです。

41:◯水道課長 要求水準で要求しているのは、きちんと仕事を果たしたかどうか、またお金の内容に
 ついては県の監査の中で適正にしているかどうか、その制度の中での公表ということで考えています。
42:◯委員 私が考えるに、株式会社の業務内容の中身を仕分けして、ここの部分についてはこうい
 うふうになりましたというものを公表するというのはできない
と思います。決算書という形で公表することはできても、その事業内容を二分して、例えばここからここまでが水道事業の委託管理の中身です、ここからここまではその他の事業ですということを分離して議会に公表できますか。僕はできないと思う。
43:◯水道課長 そのとおりです。できないと思います。先ほど私はそのようにお話ししたわけではなく
 て、監査の制度の中で公表できるものがありますと申し上げましたが、この会社がどのような内容に使ったかということは公表できないと考えております。
44:◯委員 そうしたら、議会もしくは県民は、この28億円が正しく使われたかどうかについて、そうい
 う資料を請求しても見られないということですね

45:◯企業局長 先ほど来、いろいろ指摘を受けておりますが、課長からも答弁しましたけれども、定款
 変更については取締役全員の同意が必要でございますし、事業計画についても同様でございますので、そういったところのチェックができるような形であるということを一つ述べさせていただきます。
 それから、事業費については、県としてこれまで長年水道事業をやってまいりまして、それらの決算数値をもとに、これぐらいの水準についてはこういった事業費が必要だろうということで、6月の段階で上限額というのを提示したところでございます。実際に指定管理を終えた後、人件費に幾らかかったとか、あるいは水道の施設の点検に幾らかかったということは当然、委員会のほうにも御報告できます。
 さらに水準と申し上げましたのは、県として指定管理を委託する以上、県がこれまでやっていたものと同等以上の水準を確保していただくのが最低条件でございますので、まずは安全・安心、安定的な水の供給ができているかどうか、これを主眼としてモニタリングを行って報告してまいります。それに伴う経費については、県がやっていればこれぐらいの費用がかかるであろうということもあわせて提案しておりますので、そことの兼ね合いでチェックが可能ということと、人件費等の内訳についても、限定的にはなりますけれども報告をして審査していただくことは可能と考えております
46:◯委員 まず、定款の話が出たけれども、定款の7条に、海外事業展開ができると既になっている。
 だから、別に定款変更をしなくても海外事業ができる
  それから、県が積算したらこのくらいの金額でできるだろうということですが、土木も建築も、県が発注する工事というのは県が積算した金額をもとに入札をしているが、実際の入札額がどれぐらいで落ちているかを考えたときに、非公募のため、その積算が必ずしも正しいのか、もしくはもっと安くてもできる可能性があるということを排除したことになるかもしれないと僕は指摘しておきます。
  それから、今の話を聞くと、その中身について何ら公表はできないということもわかりました。それともう一つ、この会社の運営について監査する人は県みずからです。県がつくった会社を県みずからが監査する。そこにひとりよがりというか、お手盛りというか、そういったことにならないかということを非常に懸念しております。
  そういったことを考えてみると、35%の出資に基づくこの新しい会社による水道事業の運営というのは非常に問題があるということを私は感じております。28億円ものお金をこの会社に指定管理費として渡すということについて、非常に疑義を感じるということで私の質問を終わります。
 

企業局水道運営が大きく変わっています。

広島県民の「命の水」のゆくへ
(T.広島県が水道の民営化に向けて走ろうとしている)

 (2020/02/14)
 
広島県の主な水源と県営水道事業
はじめに
 私たちは、2020年1月17日付中国新聞の報道で、広島県が県内の水道事業を1つの企業団で統合していくことを知りました。
 しかし、広島県内の水道実情をあまりにも知らなさすぎる中で、今後どうなるのかの不安が先に立ってしまいます。それは、日頃空気のようで、自然である水道水が、ある時から民間事業者の利益の対象にされ運営されるということに不安を持ったからかもしれません。
  今日まで、広島県の水道行政は、太田川の河川に多くの発電用ダム建設と、土師ダム建設が行われ、高度経済成長の基盤づくりとともに、基幹的な水道の流れ道を県南部に作って、市町がそれを利用するという公共システムが確立していたと思っていたからです。また市町は、地域課題を解決するため、それぞれ独自の水道管理行政を行い、この間水道料金の値上げなどの話題が出てこなく安心していました。
 しかし、今回広島県と県内の市町の協議会が取りまとめた、「広島県における水道広域連携の進め方について」の報告書(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/life/630269_3506298_misc.pdf
を読むと、今までの水道管理に大きな問題が抱えていたことが分かりました。
 またこの問題の解決には、今後私たちに多額の負担が掛かることも明らかにされています。
 このことに一歩立ち止まってこの計画を振り返ってみたいと思います。

 
1.なぜ今、この報告書が出てきたのか
 この報告書の「はじめ」には、
○ 本県の水道は,県民の日常生活や社会経済活動に必要不可欠なライフラインとして,明治31 年に創設された広島市水道事業から始まり,高度経済成長期の建設・拡張期を経て,すべての市町で水道は普及し,現在,市町ごとに住民に対して水道水の安定的な供給が行われている。
 と評価しながらも、
○ しかしながら,今後の水道事業は,人口減少等に伴う給水収益の減少,施設の老朽化に伴う更新費用の増加などにより,経営環境の急速な悪化が見込まれ,市町によっては,経営が立ち行かなくなることが懸念される。
○ また,経験豊かな職員の大量退職などに伴い,水道事業を支える人材が不足し,技術継承が困難になるなど,水道サービスの大幅な低下を招くことも懸念される。
○ 更に,近年災害が多発する中,本県でも,平成30 年7月豪雨災害により広範囲にわたり長期断水が生じ,施設の強靭化や応急給水・復旧体制の整備など,危機管理事案に強い水道事業の構築がより一層求められている。

 と、今日の広島県の現状に対する危機感を述べていますが、これらの対策に、今まで、広島県・市町はどう尽くしてきたのかの反省は述べられていません。
 そしてこれらのことの反省はなく、いきなり「広域連携」を打ち出し、この推進にまい進し、平成30年1月に「広島県水道広域連携案」を策定し、平成30 年4月,市町と県の水道担当部局で構成する「広島県水道広域連携協議会」(以下,「協議会」という。)を設置し,議論を重ねていました。が、具体化が出来ないままでいました。このようなことを受けて
○ 国においても,水道の基盤強化を図ることを目的に,平成30 年12 月に水道法の改正を行い,その柱の一つに広域連携の推進を明記し,都道府県を広域連携の推進役として位置づけたほか,都道府県に対して,広域化の推進方針や具体的な取組内容を定めた「水道広域化推進プラン」の策定を要請されたところである。
○ こうしたことを踏まえ,今回のとりまとめは,協議会で出された様々な意見を参考に,水道事業の広域連携の推進に向けた基本的な枠組や具体的な取組などについて,県として考え方をまとめたものである。

 と、言いますが、国の主導による、補助金を糧に水道事業の広域化・統合、そして民間事業団化に向けて進もうとしているのです。
  平成30年12月の国会で成立した水道法の改正ですが、水道の問題は日本に暮らすすべての人たちが末長く向き合わなければならない重要なテーマであるにもかかわらず、衆議院での審議時間は8時間足らず、参議院での議論も極めて短時間で幕を閉じていました。安倍内閣の手によって強行採決されたこの法律が果たして、これからの広島県の報告書の通り実施していいものか、疑問も生まれています。
 
2.報告書の概要と問題点
 @中国新聞報道を参照すると
●県内を1つの企業団に統合めざす。
〇総務や人事、財務などの間接部門を統合、浄水場の運転管理や水質検査などの技術部門も段階的に一本化する。
●県内213か所ある浄水場は、ほぼ半分の115か所に集約できる可能性がある。 
〇今後40年間に最大1708億円を削減できる。
〇国の補助金を積極的に活用する。
●2021年4月をめどに、賛同した市町と基本協定を締結する。
〇最大3倍の開きがある水道料金の格差を調整するが、まだ統一について明記していない。
〇単独経営に比べ料金の上昇幅を4分の3程度に抑えられる。

 などと紹介されていますが、市町・県民から切り離された水道事業の姿と、あまりにも突然な結論に戸惑ってしまいました。
 
 Aこの報告書を読む前に、確認しておきたい問題点は
 このような戸惑いをなくすためにも次のようなことを各市町で分析して広報してほしいものです。
〇各市町の水道事業収支の現状の確認
〇更新事業の今までの実績の確認
〇管理する職員の在職経緯変化をつかむ
●市町民との接触し意見の集約、特に故障等の取扱い状況の確認
●首長・議長の水道事業の知識、水の大切さ、管理職員の技能認識、適切な更新の必要など、理解の確認
●市町村合併による経済的苦しさの状況とこれからの地域財政の再建の確認
●市町の既存の水道事業者、関係職場から意見の確認
〇災害時の現地技術者の確認

 これらのことは、今回の報告書では触れられていない問題もあり、過去の経験から23市町において独自の課題があり、それぞれの市町自身で水道開発・改変の歴史経験を持っており、これを確認することが必要ではないでしょうか。市民一人一人の命の水を粗末にしないことがいま、これからの水道事業の未来への発展を掘り起こすことにつながると思います。それぞれの街の形成において、必ず水問題はまず最初に話題になりその解決に努力が行われてきたことなのです。
 
 Bこの報告書の問題点
 この報告書を読み続け、気が付いた点を挙げてみました。
  V県内水道事業の将来見通しと課題 :報告書の目録参照
 ここで使われている人口の推移は、安倍内閣がこの間出してきた「自治体戦略2040構想」に使われた数値であり、今後の急激な地方自治体崩壊現象を極端に表しています。
 本来国の責任政策課題であるにもかかわらず、この数値で持って、国民の働く意欲をそぎ、地方自治体を国の統治のもとに従わせてこようとしてきたのです。また、このような推計値で事業期間を区切ることにより、長期・中期での計画策定ができず、水需要、施設更新、財務、人材・技術力などを、自分のものとして豊かにする原案なしに進むことは、これからの数年間で崩壊に向かっていくことを大変危惧します。水道技術を手放し民間企業に移譲し、これを再公制することのむつかしさは、今日世界各国から報告されています。

  W県内水道事業のめざす姿と広域連携の基本的枠組み
  この報告書でめざす姿を、「健全な経営基盤を確立を目指す」と一般的な責務を掲げており、広島県としての地域特性である、県営水道事業の指定管理者、民間企業(株式会社水みらい広島)が行っていることや、県北部での水道普及率の低さなどを問題視していません。
 また広域連携の基本的枠組みが、全域と3圏域の4つのパターンで検討することに限っており、その中心都市である広島市、福山市、三次市のみを対象としており、これから中心都市へ水道事業の集約と全県一つの民間事業団とを比較したすぎず、効率化のみを基準にすれば、一事業団になることは明確なことです。
 また受け皿の設定には、 県民の意見を聞くとか、議会のチェック機能は考慮されていません。また実施プロセスは、国の交付金をあてにしたプロセスで、県民への意見収集する時期は述べられていません。

  V広域連携の具体的な取り組み
 これは、水道事業の統廃合に向けた単なる技術的な道筋であり、過去の災害時の各水道施設の役割、存在意義の検討は行われていません。改めて今回統廃合される施設の歴史的設立経過・役割を明らかにしてほしいものです。
 ・現況と取組み方向の集約の基本で、核となる中心都市以外の周辺町での事業課題はカットされ、市町は単に受水者としての地位に置かれていきます。命の水を広域機関に売り渡すに尽きるもので、本来の身近な水道事業の大きな役割の欠落を見て、貧しくなります。
 ・まとめで、これから40年間の再整備で、水源が約2/3、浄水場を約1/2まで集約するとなっていますが大きな削減です。40年間の計画ではありますが、国補事業に乗れるのは10年間にすぎないとなっており、短い期間で更新事業を完了させるためには、一括発注とか大規模事業者への仕事づくりになっていきます。
 また、これまで、地域の住民の同意で持って作られてきた、農水省営農飲雑事業で整備された簡易水道財産の廃棄にも問題が出てくるようです。
 ・危機管理対策が述べられていますが、費用として81億円が計上されたにすぎず、具体的な対策や人員配備は掲載されていません。
 ・組織・管理体制の最適化では、企業団としての整備のありようが述べられており、水管理の監査委員の役割は述べられていません。水質検査体制は、現在6市と県が独自に行っていますが、統廃合で広がった検査業務量の増大は問題にされていません。この7機関で受託して行われることになっていますが、この検査結果報告は議会などで行われるのでしょうか。県民への水の安全性の周知が必要ではないでしょうか。
 営業窓口は、現在は58か所あり、32か所では人的対応が可能であり、給水契約の受付件数が約39万件/年(29年度)、料金の収納件数は約813万件/年ありますが、ほとんどが口座振替とコンビニエンスストアでの納付となっています。今まで市町独自の料金システムが導入されて、概ね5年ごとに更新されているようです。
 この取扱い方向は段階的に集約し、スマートメーターなどデジタル技術や委託の活用となっています。
 広域化することで、住民サービスの低下について、避けて通れず、納付できるコンビニエンスストアの拡大を挙げ無責任な体制を拡大しようとしています。ここでも国交付金の活用を挙げて、料金システムの統一を掲げています。
 給水装置業務で、今までこの工事の審査・工事立会い・完了検査など、受付公示件数が約3万件/年(29年度)あり、すべて各市町で行われていました。このような地域業務がありながら、今後の取組み方向として給水窓口の段階的集約、業務の見直しを行い削減することが示されており、各市町の地域からの水道業務削減が、地域経済を衰退させ、職員も中央へ集約されていくことでしょう。
 まとめの中で、組織・管理体制の最適化による、40年間で人件費が約328億円、その他の維持管理費が約379億円縮減でき、全体では約707億円のコスト縮減効果が見込まれると評価していますが、これらが市町の地域から削減されることによる地域経済の力は大きく衰退して、中央の都市に集中していくことを物語っています。
 このような選択と集中が、市町内の地域経済の循環の基礎要素を削いでいることに私たちは気を付けなければいけないと思います。
  3広域連携による効果を述べていますが、この40年間での総事業費はいくらであるか明らかではなく、単に節減効果費が1708億円となっているのですが、この総事業費で行われる経済活動の波及効果は大きなものでしょう。削減効果のみを挙げ、水道事業が地域経済に波及する関連効果算定をなぜしないのでしょうか。
 安倍内閣のめざす、国補補助金を手段として、各市町の水道事業を民間企業者へ丸投げを行ったとき、広島県内の市町の経済損失はこの削減効果以上に大きなことになるでしょう。
 この試算条件・結果の張り出しに比して、参考で収支推計(料金据置ケース)が示されていますが、ここでは広域連携で行うと、単独経営を維持した場合と比べ、10年で損益収支、資金収支ともに改善され、令和43年度には損益で約29億円、資金残高で、約1512億円の差を誇っています。
  
  Y工業用水事業
 今日産業構造の変化で重化学工業がピークを越え、組織内に新たな水環境創設で水需要減少の一歩をたどっていることは明らかです。これからは、現在工業用水を利用している企業との共存を図りながら、新たな水道水需要事業の開発を、地域事業家の真摯な努力支援を行っていきたいものです。
 またこの工業用水事業は大竹市・呉市・福山市と県が取組んでおり、財政基盤の大きな自治体であり、工業用水事業の活用を、自治体として企業と共同で行ってもらいたいものです。

  Z下水道事業の取扱い
 県内市町の下水道事業は、水道事業と同一組織で運営されているとか、事業ごとに複数の部局で所管しているなど、組織形態がそれぞれ異なっていることや、会計区分においても、企業会計に入れているものと一般会計で処理している市町と複雑であり、一律に定めることは困難であるとしています。
 事業の統合を検討する前に、これら市町の動向を注視して、支援していくことが大切ではないでしょうか。

  [ロードマップ
 今回の報告書では、この事業のロードマップが義務付けられています。今回検討したことを、国の言うとおり、上下水道事業の企業団化、民間経営化を県の義務として遂行させるために、令和2年には、基本協定策定、令和4年には企業団設立を先行させています。
 このような早期なロードマップを承認できるでしょうか、県民は承知していないと思います。急ぎすぎるロードマップは廃棄し、再度県民への説明を要請したいと思います。
 また、国に対し、この企業団設立で持って、はじめて更新事業の補助金を出すのではなく、更新事業計画が実行され効果がでた暁に、企業団設立を検討することとし、一刻も管理運営で問題となった水道施設更新事業を、各市町で行えるよう手配し、地域での水道事業家の活動を早めて起こしてほしいものです。

  【資料編】水道事業の各市町・県の経営指標が明らかになっています。市町間格差のある実態が明らかであり、問題点も早期に改善するよう、県独自の水道施設更新事業条例制度作ってほしいものです。
 また、県が行っている民間指定管理制度(株式会社水みらい広島:http://www.mizumirai.com/)は、早期に解消し、水道事業を県独自の経済政策として核として、企業局が関連事業化の輪を作ってほしいものです。

3.提言                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       
 この報告書で、広島県内の水道事業を今後40年掛けて、一つの事業団体が統合してやる道筋を述べていますが、広島県内には、地域ごとに水道事業活動資金として営業収益をとらえるならば、最低1億円企業が存在しており、これが元気に活動するならば、決して小さくない額でなく地域を支えてくれるが明らかになりました。
 この営業収益を、市町の地域内での経済循環の潤滑油として働かせたならば、効果は大きくなるのではないでしょうか。
 しかし、この報告書の通り、中心都市にまとめられるととともに、一企業団の利益活動の資産として吸い上げられると、経済効果は地域へは帰ってこないものとなって、大変な損失をうむことがあきらかです。また負債も財産であると言いますから、これをどう転換していくかの材料にするために、知恵を働かせましょう。
 地域に人間が働いている場所がある限り、多くの知恵が生れ、地域で花咲かせることでしょう。また、このような資産形成の可能性を持った水道事業を地元地域経済の潤滑剤として働かせましょう。
 また今回明らかになった広島県営の水道事業のような規模をいかし、その力を使って、市町と相互に連携するならば、さらに大きな改善がされることも明らかなことでしょう。
 選択と集中の政策でなく、現況の実態を広く市民・県民に知らせ、地域の経済の持続的発展にいかに活かしていくかという視点を、地方自治体は今後生かすことを提言するものです。その先頭に広島県は立ってほしいものです。災害時代の訪れは、地域での持続的経済の発展こそ、太刀打ち勝源泉です。
広島県の水道の現状 平成30年3月現在
福山市広報 https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/uploaded/attachment/81570.pdf
より

広島県民の「命の水」のゆくへ(はじめに)

 (2020/02/10)
 
はじめに
  広島県民の方々から、「今広島県の水道の水はどうなっているのか、最近水道の民営化が叫ばれ、他の国では水道料金が7倍にも上がるなど、水は人間にとって欠くことのできないものであるにもかかわらず、このような不安なことが起きるのはどうしてでしょうか。」と、このような疑問が寄せられています。
 これに対し、次のような項目を検討することで持って、答えとしていきたいと思います。皆さんと、これから随時勉強して、意見を出していきましょう。
T.広島県が水道の民営化に向けて走ろうとしている
   公表されたA文章の考察から。
U.今まで広島県での水道経営の実態は
   広島県の水道は「株式会社水みらい広島」*http://www.mizumirai.comが、指定管理者として広域的に管理していますので、この会社の決算報告書を見ることから、判断していきましょう。
V.災害時の水道の心配はないのか
   緊急の災害に人権問題の多くが発生します。水の問題は、千葉県での問題、広島県の豪雨災害時など多くの事例があり、その管理は行政が負っていると思います。どうだったのでしょうか。
W.これからの水道を守るためには
   水道関連施設をはじめ多くに公共資産の劣化が問題となっていますが、これを今後をどう食い止めるのか、軍事費を削って国民生活費への大幅な移管が必要ではないでしょうか。
  
この勉強のための参考文献をお知らせしますので読んでみてください。
@「水道の民営化・広域化を考える(改訂版)」尾林芳匡、渡辺卓也編著
  広島自治研にて販売
A「広島県における水道広域連携の進め方について」
   https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/life/630269_3506298_misc.pdf
   広島県ホームページ参照

                            広島自治体問題研究所 事務局

第1回 事務局会議内勉強会報告
   [自治体戦略2040構想研究会第1・2次報告]
 

 (2019/07/31)
 
  2019年7月24日広島自治体問題研究所では、定例の事務局会議の前に、短時間でも、時の課題の勉強会をやろうと、第1回として「自治体戦略2040構想研究会第1・2次報告」を取り上げ、7人で討議しました。この内容の概要を報告します。
 この勉強会は、誰かが講義してそれを聞こうというものではなく、参加者が自分の思っている意見を出し合うスル―なものとして発足しました。
 18時から始まり20時15分の間でしたが、これをまとめてみると 10項目に上ることが話されたようで、今回のこの報告書は、究極的な新自由主義の報告書であるという意見になりました。
1.報告主導者:山ア重孝とは
  この報告書の主導者で、この報告書の性格概要が解ります。この人は、総務省・自治行政局長を務めた山ア重孝という人で内閣府事務次官兼皇位継承式典事務局長を歴任していました。今回の報告書は、「増田レポート」の『人口減少』論を無批判に受け入れ、逆算的な発想で地方制度改革を求めています。
2.構想の柱
 この報告書の柱は、スマート自治体と、公・共・私による暮しの維持と、圏域マネージメントという3つのものです。それぞれについて概要が、端的に報告されました。
 報告の中で一番気になったのは、スマート自治体が法案化されようとしたのですが、この時の内閣法制局から憲法違反だと話が出て、「法律で掲げているものを超えて条例で定めることを認めるようなことはできない、そうすると何でも自治体が出来るようになる。」と、ストップがかかったのだそうです。けれども、今回の報告書ではこれを更に進めようとしているようで、かって内閣法務局が指摘したことをごり押しするとは、この報告書のいびつさがよく解りました。
3.減少人口の実態を知ろう
 今回の報告書の前に出た「増田レポート」などに対し、多くの自治体が閃々汲々として怯えを正すことが、出来ていませんが、これを最大限使っていることに対する批判として、現在の広島市・広島県の実態をよく知ろうという意見がでました。人口が減ることで一番最初に大げさに出てくる症状が、保育児・幼稚園児の動向だと思います。またこれに伴う、公共機関の足の数や、公務員の数の動向です。その一方で放置されている、東京一極集中の状況など、どうあるのか明らかにされました。
4.AI導入の意図
 この報告書の新しい分野であるAIの問題について議論されました。三菱総研など37団体が関与して、川崎市で、地方自治体の事務のAI化のソフトやマニアルを作っていることが明らかになり、今後このシステムの利用を呼び掛け開発費の回収に向かうようです。圏域・地域自治組織の区分と機能について、今後地方自治法改正が提案されるようです。
5.この報告書の進路
 今までの地方調査会調査報告は、地方をどうデザインするか、法制度をどうするか、の二つの分野は分けて報告書作成後積み重ねられてきましたが、この2040構想は法制度まで報告するような動きが出ているようです。小早川先生は、これは、危険な動向だと批判されているようです。今後東京一極集中を改善するとか、地域自治組織の具体化などのアイデアや法制度化など、多様な方向性が考えられますが、先生の危惧に同意されます。また地域自治体職員や民間の人たちが、具体的な課題で困ったことを相談に来た時、地方自治体職員は、専門性を活かしアイデアマンになり、知恵を提供するように報告書では書かれており、担当者ではないとされ、ナショナルミニマム制度は過去の言葉になっています。
6.この報告書の問題点 
 この報告書には、人権、権利、環境問題などの言葉は一切ないのです。2040年の日本は、こんな大変なことになっており、人が減るのだから、さあどうするのかのみを問うだけで、憲法に規定された視点がないのです。
 今の政府には、自治体消滅に追い込んだ責任は関係ないのか、報告書では人口の減り具合を、赤く区分してランク付けを行っていますが、自治体にとっては脅迫を行っているようなものです。
 また、別な視点から、スマート自治体などを作る時に、ビックデーターを三菱総研などの大企業がコンサルに入り使っており、AI化などを進めるのです。これが今後広く使われますが、大企業などは、このビッグデーターで市場調査を大胆にできるようになるようです。企業のもくろみはここにあるのではないでしょうか。
7.具体例としての庄原での意見交換会からの意見
 庄原で、住民票の窓口問題で意見交換を行いました。安芸高田市は、住民票の窓口を民間委託をして、民間の人が担当していますが、偽装請負にならないか、検討をしています。このことに対し、国からの文章には、『偽装請負にならないように、民間に譲渡しなさい』と注意を書いているそうです。
 また、災害対策の問題では、実際災害の時、避難所を設けても、避難所が川のそばにあり、一番危険なところに避難することになったりしており、地域の実情を知っている公務員が実際いないことが明らかになって、AIで作ったからと言っても生きたものになりません。これが現実に起こったとのことです。以前、国土開発計画がそうであったように、全国画一化した計画が作られました。役人としては楽であり、考えずに済む誘惑があります。
8.この報告書にどう対処するか
 この報告書に対応して批判し、ぶっつけても、相手側は、それはAIで出来ますよ、とまたAI対応を返すのみで、批判の的がそんなことではない、こんなことが大事だと言っても、上滑りしているだけで、かみ合わないと思います。
 AIで人間を幸せになれるという前提に立って、社会を改善すると目指すという前提に立たなければいけない。この観点が必要ではないでしょうか。
9.広島県の人口動向について
 全国の人口の動向の表から、広島県だけを取り出した表を見ると、1万人未満の市町はどうなるのか、これらの地域は人が住まなくてもいいと具体化されます。大崎上島町がこれに挙がっていますが、今H学園を整備し人を呼び込もうとしています。また、坂町などは、災害が出て、すでに住まないという人が多く出ております。災害で急速に町の人口が減る歴史は数々あります。
広島県知事や広島市の松井氏はこの文章をどう見ているのか、広島200万人都市を掲げて、この報告書の実際の流れを作っていますが、今後周辺市町がスポンジ社会にされていきます。都市の中心として広島市を設定して、市町の垣根を越えて連携をやっていきます。広島市はサービスを提供する都市として生き延びるのだとなっています。県境廃止はすでに医療圏域設定施策で出しております。このような圏域設定は、全国的にはいくらぐらいの地域があるのか、広島県での設定はどうあるのかを見たいと思います。
10.究極の新自由主義
 自分のことは自分でやる、だけど自分ではどうしようもならないことまで、自分でやらなければならないと、国民の中に入っているのでしょうか。これらの発想として、自己責任論、生活習慣病などの言葉が以前早期から培わされてきたと感じます。このような思想がかなり国民に受け入れられている、地域のことを自分たちでやりなさいとなっているのではないでしょうか。
時間がきてしました。
8月23日も、概要を持ってきてもらい、対策について考えてみましょう。
 
以上乱雑にまとめておりますが、次回8月23日(金)18時から広島自治体問題研究所で引き続き行いますのでご参加ください。
添付は「自治体戦略2040構想研究会第1・2次報告で各自でご持参ください。資料アドレスは、 http://www.soumu.go.jp/main_content/000562116.pdfです。
また、ぜひ自治研発行の「自治体戦略 2040構想」と地方自治」を読んできてください。

自治を考える

 (2019/07/09)
 
『自治を考える−明治二三(一八九〇)年府県制制定過程の論争から−』
 広島自治体問題研究所は、2019年6月2日の総会の前の市民公開講座で、修道大学の居石正和教授からと表記の講義を受けました。
 先生の講義で、改めて歴史は繰り返すではありませんが、あの明治維新の折に現在私たちが考えさせられる、地方自治のあり方について論戦があり、当時の政治情勢からはじき出されたことを知りました。
憲法の中の地方自治位置づけ 
 当時日本は幕藩体制から、天皇を中心とする明治憲法草案作成の過程であり、その支配下の府・県・郡・市町村の体制をどう作るかが、大きな課題であったようです。
 この課題の確立に際し、その当時のイギリス・アメリカなどの進んだ国の地方自治・共和制を学んでいた、モッセという学者を論文作成の師範に抜擢していたのです。
 天皇を中心とする伊東博文・井上毅などは、モッセの論文を読み、その基礎づけるものが、天皇制を将来滅ぼすものと判断し取り入れるなど、到底できなかったようです。 
 このようなことを、現在ある資料をひも解きながら、モッセの理論と井上毅の論争を対比することにより、明治時代の歴史の動向に触れることが出来ました。
 参加者からの感想文
  「天皇主権と言えども、立憲国家としての必要性として、自治が検討されていたということを初めて知りました。
 モッセの自治の本質は住民参加とし、それを通じて住民の利益と自由を保障し、そのことが引いては国家権力を安定につながるという考えは今日にもつながる考えで興味深かった。」

 
 
DL:69.pdf

(*レジメの訂正 P1 四府県→七府県.pdf)
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自治という考えが下にあることで、天皇主権を支えるとしていたが

広島自治研セミナー 「幼保無償化」法の概要とその本質

 (2019/04/22)
  日時 6月7日(金)  13:30〜16:30
場所 広島市まちづくり市民交流プラザ 5F研修室A
     (合人社ウェンディひとまちプラザ)
    広島市中区袋町6番36号 (082-545-3911)

講師  広島大学名誉教授 田村 和之
演題  「幼保無償化」法の概要とその本質

参加費 3000円
    地方議員、幼稚園・保育所関係者ほか どなたでも参加できます

改正 『子ども・子育て支援法』の概要
● 「無償化」は法律ではなく、政令改正による
 1 利用料・保育料を徴収しないこと。「無償化」ではない
 2 内閣の政策・方針が変われば、「無償化」のあり方、仕組みが変わる
 3 給食費は有料とされ、別途徴収される

● 認可外保育施設などの利用でも「無償化」の対象
 1 保育を必要とする子どもは「認可保育所」で保育する、の原則がこわされる
 2 認可外施設の基準に適合しないものも5年間は適用猶予がある
 
● 事前にご質問をお寄せください。
  広島自治体問題研究所あてに質問をメールで送ってください。

「住民と自治」5月号  読者ノートも読んでください。
参加希望者は、メールにて6月5日までに広島自治研までお知らせください。
DL:68.pdf

(チラシ幼保無償化講座.pdf)
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広島市政白書を読みましょう。NO6

 (2019/02/01)
 
4月7日 統一地方選挙 前半投票日
 もう2月となりました。統一地方選は、3月24日が、広島市長選挙告示、3月29日告示が、広島県議・広島市議選挙で、4月7日が投票日です。広島県政白書・市政白書の再読をお願いします。
 今回は、Z.町内会活動と自治体の役割 、[.中小企業振興条例と広島の地域経済  第四部 資料編の感想と、執筆者の思いを掲載します。

Z.町内会活動と自治体の役割
 災害などで、自治体が崩れた時に、いのちと暮しを相互支援によって立ち向かう町内会・自治会の果たす役割が、クローズアップされてきました。広島市には、約1,950の町内会・自治会があり、町内会加入率は全市で60.6%です。今回、現役の町内会長4人と懇談を持ちました。
 懇談会の中から様々なことが起きる町内会では、一番の物知りとして、会長職を務めあげておられることが報告されています。
 また、行政との窓口、離婚・家庭内の騒動など、町内会長として、一定程度知る立場にありますが、基本的人権を尊重する姿勢を持たないと、町内会長にはなってはいけないことがより明らかになりました。
 町内会に対して、広島市の立場は、自主的な組織だと言うことで、町内会とは何かなど、加入の際の周辺整備に協力していくものだと、市の担当者から説明がありました。
 しかし、国は、町内会・自治会組織を、共助の中心組織として、これからの医療・福祉、介護などの国の下請け機関として狙う政策が出されてきていますが、町内会としては、その対応は、難しく、現段階では、地域の社会福祉協議会に留まっているようです。

まさに町民の安全・安心の課題に、日常的に敏感になっている人の言葉でした。
 
[.中小企業振興条例と広島の地域経済
 日本の経済の99%は中小企業が支えている現実がありますが、この実態に対する政府の姿勢は全く眼中にないものです。
 しかし、広島県では、2017年9月議会において「広島県中小企業・小規模企業振興条例」を全会一致で可決し、翌10月6日公布しました。新たな動きが出ており、ことを受けて、広島市に『中小企業条例の制定』を働きかける試みが起きています。
 広島市の事業所数は、5万3,327事業所、従業者数は、58万1,331人です。この人たちの生活に、地方自治体として目を配ることは陶然のことではないでしょうか。
 また中小企業の歴史にも触れ、業種により独特の地域に対する働きかけが行われてきました。
 また、中小規模企業と言いながらも、その内、小規模企業が約8割にも上ることが報告されています。
 この振興を担う自治体にとって、小企業主の浮き沈みの変動には大きなものがあり、目を見張ることしかできないかもしれませんが、小企業主に、相談を受け付ける者がいると姿勢を示すことが、今の競争社会の中では大切ではないでしょうか。
 また、この条例の実効性についても言及して、3点あげています。確認してください。
 最後に、21世紀の今日、高齢社会、人口減少、経済ゼロ成長、エネルギー問題など解決しなければならない問題が多くあり、この解決のためには、地域に密着したこれら中小企業者との懇談を、施策に反映することが大切だと提言しています。

特に中小企業振興に関係するのは産業振興、経済振興だけでなく、教育、福祉、都市計画など、さまざまな部署も関わります。
 
第四部 資料編
広島市職員数の推移
 広島市の職員の推移について、2005年から主要な出来事と関連した時代の広島市職員数を、2015年まで辿ってみました。
 2015年は災害の後でありその対策のための増員されていますが、正規職員の数は10年前に比し復活していません。
 この推移で気が付くことは、正規職員が、非正規職員・臨時職員へ転嫁されてきたことです。 職員数の減少は、それぞれの比率の変化が見て取れます。
 しかし、公務の仕事にこのような格差があっていいものでしょうか。市民と対置する職員がこのような格差で行われるのなら、市民の要求の取り上げ方、施策への取り上げ方にも反映していくのではないでしょうか。つながる広島市政と言いながら、市民の声に答えなくても仕方がない状態が生まれていることを、私達は気付かなければいけないのではないでしょうか。効率を最重要とする新自由主義が行政分野にまで深く入っている証拠でもあります。
区役所職員の推移
 区役所単位の市民の人口を見て、安佐南区では、24万人と多くの人が住んでおり、県内自治体の、呉市、東広島市よりも多いいのです。また、人口動態に比しても、この10年間区役所職員数は減員となっているのです。
 このことに対し、職員数とか、権限がどうなのか、もっと研究して調べることが必要です。
土砂災害被害概要
 豪雨災害の実態を、広島市危機管理課提供資料として掲載しました。全市被害を端的な概要表で知ることが、市民にとって諸行動の基礎となります。
 今回の災害か所は広島市の東側になっているということが一目で確認でき、4年前の北側に集中した災害との違いが思い出されます。
 今回危機管理課が、市長部局に配置され、全市的で端的な対応がされたことで、ひとまずは、進歩があったと見ることが出来ますが、市民の願いに届く災害対応はまだ確立していないようです。
統計で見る広島市区のすがた2018
 これは総務省の統計資料から拾い出し作成されたものです。統計数値の変化から広島市を語るにしても、どの項目を取り上げるかによって、広島市の姿は変わってきます。
 今回の取り上げ方は、市民生活に関する基本的な項目についてあげてみました。また10年前と比べてその変化を読み取る作業も、今後分析に使ってみてください。右肩上がりだけを追求する統計作業はできなくなっています。
 ゆとりの生活を表す統計手法を見つけたいものです。


広島市政白書を読みましょう。 総括
 6回に分けて、広島市政白書作成の過程を報告してきました。ありがとうございました。
広島市政白書の今後の活用を期待します。
 また、6回にわたってこのシリーズで気がついたことは、まだまだ読み終えていないということに気づかされます。
 この作成には、執筆者として、22人の方々がおられますが、この人たちの心をどのくらいつかんだかと言えば、ほとんど掴んでいないという答えが戻ってきます。
 それに、今回記載出来ていない土木・環境・都市計画・医療・農業・南海地震など、広島市政白書として欠けていることが多いいのに、唖然としています。
 今後皆様が読まれて必要な資料とか、文章の検証に必要なことがありましたら、広島自治研までご相談ください。出来る限りご支援を行います。
 今後このような白書が作られるか、不明ですが第12次として、広島市職員の方々が、自信を持って作成されることを期待します。
 

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