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広島県の自治体の役割とは何か、県民とは経済成長のみか |
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11月12日広島県知事選挙が、投票率31.09%で、前回を0.88%下回り、清潔であたたかい民主県政をつくる会から出た高見あつみ候補は、71,353票、得票率9.9.%を獲得しました。 2017広島県政白書の読み直しを この選挙戦で、高見あつみ候補のパンフは、「2017広島県政白書」を参考に、「283万県民の願いに答える県政」の実現へ、とまとめています。 三つの転換 @核兵器禁止条約への署名を政府にせまる知事へ、 A中小企業・農林業・地場産業を支援し、福祉を充実する知事へ、 B消費税10%への増税中止、9条改憲ストップ、安倍暴走政治に「物申す」知事へ、 をスローガンに、45項目の具体的な要求政策を示し、奮闘されました。白書での原稿は32項目について論じており、改めて読み返してください。 短期決戦での知事選挙 総選挙と連続という短期間の選挙のため、十分な声掛けも出来ない中での選挙ではありましたが、県民福祉・教育と生活を無視し、大企業や観光産業・一部の元気な人を対象にした有利な施策だけを掲げてきた湯崎知事が、これから4年間引き続き広島県政のかじ取りを行うことになり、これまでの県民の格差と貧困の被害について、私たちは声を大きく上げていく必要があります。 広島県内の状況 また、安倍内閣の地方自治政策は、当初の県という中間機関を廃止して、道州制への道をストレートに行うことができず、広島市や福山市の大都市を中枢都市とし周辺市町との連携枠に選択と集中政策を行い、広島県内に格差を生んできており、湯崎県知事はその方針の推進者であり、本来の県の役割を活かさず、ほんの一部分しか機能させない県知事に収まったのです。 住民自治の進歩・発展 しかし、住民自治、団体自治の活動は、全国各地で裾の広い活動が呼び起され、市町と県の役割は、連携を取りながら、県域全体として安定した発展を望んでいます。大都市中心の政策ではなく、小さな住民自治の運営を基礎にした地域社会づくりが、これからの社会進歩の方向であり、地域循環型経済の手法を早く身に着けることが望まれています。 自治研活動の進展を 国保、介護、医療、教育、これらの施策の推進には、住民自治組織の連携・強化と発展が必要ですし、住民の地方自治に対する考えの発展が欠かせないものです。今後とも私たちの地方自治活動の基礎である「住民自治」を広めていきましょう。
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