指定管理者の応募がなく、暫定的にそれまでの指定管理者が管理運営している県立中央森林公園(フォレストヒルズガーデン地区)の問題について、日本共産党の河村晃子議員は19日、県議会生活福祉保健委員会で、質疑しました。
フォレストヒルズガーデンは、県が出資する第三セクター「広島エアポートビレッジ」(略称・HAV)が運営していましたが、2006年、HAVは負債総額52億円で経営破綻(県の損失額は約40億円)。その後、同ガーデンは、県が指定管理で運営することになり、現在の管理者は「広島国際空港(株)・(株)広島エアポートホテル共同企業体」です。
河村議員は、フォレストヒルズガーデン内の施設のために、県が170万円のシャンデリア、高額な家具を購入したことは税金の無駄遣いだと住民訴訟が起こされたことを振り返り、「このような失敗を繰り返してはならない。幅広い県民が利用しやすい公園にすることが必要」と指摘しました。 田中英夫自然環境課長は「家具などは軽微な修繕で対応する。多くの県民に利用して頂きたい」と答弁。
今後の対応を質問した河村議員に、同課長は「管理運営に参画したい意向を示す民間事業者が複数でてきたので、当面の間は指定管理制度を継続する」と答えました。
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