日本共産党の藤井敏子広島県議は12日、広島県議会農林水産委員会で、米不足問題を取り上げました。
藤井議員は、8月下旬から店頭から米がなくなっていることに「主食である米が買えなくなるのは異常事態。出始めた新米は割高だ。政府に備蓄米を放出するよう県からも働きかけてほしい」と要求。農業経営発展課の出原寛之課長は「備蓄米放出は大凶作時に審議会に諮り大臣が決定する。今は民間に在庫がある」と答えるのみでした。
藤井議員は「現に、消費者は米が買えずに困っている。根本的には国のこれまでの減反政策に問題がある。ミニマムアクセス米の輸入を止めて米の国産自給体制を守ること、米の価格保証と所得補償を国に求めてほしい」と要望しました。
三原市本郷町の産廃処分場排水による農業用水の汚染問題では、鉛が検出され事業停止命令が出ても産廃事業者から周辺住民に対する説明や謝罪がないことを指摘し、「そもそも廃棄物処分業をする資質にかける。三原市や県民環境局とも連携し、県民の立場で対処してほしい」と求めました。
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