広島県議会文教委員会で5月17日、日本共産党の藤井とし子議員は、県立高校統廃合問題について質疑しました。 広島県教委は本年度から再編や統廃合の基準を「新入生20人未満か全校生徒60人未満」が2年続いた場合と定めました。生徒数が60人を下回ったのは湯来南(広島市佐伯区)上下(府中市)西城紫水(庄原市)向原(安芸高田市)の4校で、5月1日時点の生徒数は、湯来南53人(入学者数20人)、上下55人(同28人)、西城紫水58人(同21人)、向原48人(同20人)でした。 県教委は本年度、1学年1学級の小規模校を対象に、各校が生徒確保などに使える経費を従来の1校当たり年間45万円から2百万円に増額し、アドバイザーが生徒数が減少している要因や地域課題を探り、各校に学校の魅力づくりの助言をする取り組みも始めています。 藤井議員は「地域と学校の努力で、いずれも新入生が20人以上になっている。基準を満たさなければ統廃校という機械的な対応をすべきではない」と要求しました。
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