広島県議会の建設委員会で5月17日、日本共産党の河村晃子県議は、福山市の福川排水機場について質疑しました。
一級河川芦田川水系福川の排水機場(毎秒9立法メートル)が来月14日から運用を開始します。福川は福山市内の住宅密集地を流下しており、これまで豪雨時に甚大な浸水被害が発生しています。
河村議員は「2016年豪雨相当の床上浸水の解消を目的に整備されたが、18年豪雨の方が雨量が多く、今後更に雨量が増加すると予想されている。今後の浸水対策はどのように取り組むのか」と質問。水頭顕治河川課長は「国や市と連携して取り組んでいく」と答えました。
河村議員は「地元の方々は運用開始をとても喜んでいる。排水機場にゴミや水草を詰まらせないために川底のコンクリート化を早く進めて欲しい」と要望しました。
流域下水道事業 公の責任が大切
県は、流域下水道事業の管理運営を現在の下水道公社から指定管理者制度に変更する方向で検討しています。県の流域下水道の基幹管路の耐震化率が55%(23年末)だと判明したことに対し、河村議員は「多数の更新・耐震化が残っているが、本当に指定管理者で出来るのか。公の責任を後退させてはならない」と主張しました。
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