日本共産党の辻つねお県議は9月16日の地方創生・行財政対策特別委員会で、備後連携中枢都市圏について都市基盤整備など問題点を質しました。 福山市は今年3月、岡山県の二市も含む7市町と「備後圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約」を締結しました。圏域人口は87万6000人(福山市は46万1000人)、面積は2509平方q(福山市は518平方q)です。 関係市町、国土交通省、広島県、岡山県も参加する「備後圏域立地適正化計画等連絡調整会議」では、「都市のコンパクト+ネットワーク」の考え方で都市づくりが進められています。 辻議員は「中核市の福山市に高次都市機能等を集積・強化し、周辺都市は交通ネットワークで連携して都市圏を作ろうというもの。結局、周辺都市は取り残されていく。隠れた合併と言われ、平成大合併の二の舞になりかねない」「行政主導で住民は置き去りにされている」と質しました。 八谷秀幸地域振興部長は「連携を進めるなかで課題を考えていきたい」との答弁にとどまり、辻議員は「楽観的な見方をされている。住民サービス低下がないよう県としても見極めることが必要」と主張しました。
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