広島県議会生活福祉保健委員会で2月19日、日本共産党の辻つねお議員は、公立・公的病院の統廃合について、公表された病院リストの撤回を国に求めるよう要求しました。 昨年9月、厚労省は県内では13病院を「再編・統合の議論が必要な医療機関」として公表しましたが、既に病床の見直しを終えていた府中北市民病院(府中市)と豊平病院(北広島町)を除外。県立障がい者リハビリテーションセンター(東広島市)を加えています。 辻議員は「地域や各病院の事情を一切考慮しない機械的な発表に、怒りと批判が各地から上がっている。この進め方をどう思っているか」と質問、福永 医療介護計画課長は「中国地方知事会の『要請書』でも懸念を表明している」と答えました。 辻議員は、昨年12月で議決された庄原市議会と府中市議会のこの件に関する意見書を紹介し、「住民の声を反映させ、一方的な再編・統合の中止を国に求めるべきだ」と主張。同課長は「今後は病院ごとの地域での役割を明確化し、地域全体で医療をどう保障するか議論していく」と答えました。 新型コロナウイルス感染症について、相談窓口、支援体制の強化を求めました。
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