広島県議会生活福祉保健委員会で5月19日、日本共産党の辻つねお議員は、山口県のコロナ感染者が自宅療養中に死亡した事例を教訓に、県の対応の強化を求めました。 地元紙の報道(5月15日)によると、山口県で、新型コロナに感染し自宅療養していた一人暮らしで基礎疾患がある50代の女性が死亡。この方は10日に受診、軽症と診断され自宅療養を開始。保健所が11日、12日に健康観察のために複数回電話したがつながらず、13日に自宅訪問、屋外の敷地内で倒れているのが見つかり死亡が確認されたという経過です。 辻議員は「一人暮らしで持病のある方にはホテル療養を案内し、電話が繋がらない自宅療養者にはせめて翌日には訪問して安全を確認することが必要だ。県の対応の現状は」と質問しました 渡部滋新型コロナウイルス感染症対策担当課長は「一人暮らしで持病のある方にはホテル療養を勧めている。自宅療養者に連絡がつかない場合は即日、訪問するようにしている」と答えました。 辻議員は「広島県でも起こりうる事故だが、このような死者を決して出してはならない」と訴えました。
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