広島県議会の中山間地域・スポーツ・文化振興特別委員会で1月17日、日本共産党の藤井とし子議員は、中山間地域の農家が米づくりで食べていけるよう県の対策強化を求めました。
同委員会では、24年度主食用米の「生産の目安」に関わる概要や対応等の資料が提出されました。生産の目安は昨年と同水準の11万1800d(県農業再生協議会が設定)であり、今後の対応は「主食用米の消費が回復傾向にあるものの、作付面積の減少により供給量の維持が懸念される。需要に応じた生産体制が構築できるよう検討する」とあります。
藤井議員は「今年は需要が増えるとのことだが、広島で多い家族農家が続けていける支援策が必要だ」と主張しました。また、「離農される農家の土地を引き継ぎたくても水路から改善が必要で、補助が2戸以上との要件は厳しいとの声が寄せられている」と、現在の支援要件の緩和などきめ細かい支援策を求めました。
牛などを飼い、肥料や飼料を自分達で賄うアグロエコロジーへの受け止めを質問すると、向井雅史農水産振興担当部長は「昨年度から、鶏糞を水田で活用する取り組みを行っている」と応じました。
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