日本共産党の辻つねお議員は4月19日の総務委員会で、核兵器禁止条約の国連会議に欠席した政府を批判し、6、7月の第二会期に出席するよう被爆県として国に強く働きかけることを求めました。 辻議員は、今回の国連会議についての県の認識を質問、平和推進プロジェクト・チームの下ア正浩課長は「同条約は核兵器のない世界に向けて有効な手段の一つだが、核保有国が不参加で、非保有国との溝が深まったと危惧している」と答えました。 会議に欠席した政府の態度をどう思うかを質問すると、同課長は「参加して積極的に活動してほしいと、外務大臣宛に要請文書を出していた」と回答。 辻議員は、「核兵器をなくせという被爆者の声が世界を動かし、被爆72年目で核兵器廃絶を正面にすえた会議が初めて開かれるのは画期的」と強調し、「第二会期には参加するよう、政府に再び働きかけるなどイニシアチブを発揮してほしい」と要望しました。同課長は「政府には核保有国と非保有国の橋渡しをしてほしい。要請文送付については検討する」と答えました。
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