辻つねお議員は5月19日の総務委員会で、米軍岩国基地への米空母艦載機の移駐中止と、米軍機の低空飛行訓練の中止を県として政府に強く求めるよう要望しました。 岩国基地の米空母艦載機は60機から121機に倍増、東アジア最大の航空基地へと強化されようとしており、米軍機低空飛行の被害の拡大が懸念されています。 「スキー教室中、真上を超低空で飛んできて子どもたちと一緒に恐怖を感じた。耳をつんざくような騒音で生きた心地がしなかった(今年1月29日、北広島町八幡、107デシベル)などの被害情報が多数県へ寄せられています。 辻議員は、この問題で@県が国に中止を申し入れた回数A国からの回答―を質問。山本耕史国際課長は「95年からで41回。国からは『しかるべきタイミングで申し入れたい』と回答を受けている」と答えました。 辻議員は「41回申し入れても政府は米軍に何も言わない。この際、国に実態をつぶさに知ってもらうよう現地調査を要請してはどうか」と提案。同課長は「現地調査も申し入れていきたい」と答え、小寺洋地域政策局長は「県民の安心・安全を守るため、今年度から国への『施策に関する提案』の中にも入れました」と答えました。 辻議員の「移駐計画の中止も国に要請を」との要請には、回答がありませんでした。
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