広島県議会本会議で2日、日本共産党の河村晃子県議が一般会計補正予算案などの反対討論に立ち、新病院建設や広島高速5号線関連の増額などを批判しました。 4月の統一地方選で1議席から2議席となり、県議団として討論を強く求めて実現しました。
新病院建設、合計235床も削減
県は、2030年までに広島都市圏にある県立広島病院(県病院・南区)など八つの病院を再編・統合し、JR広島駅北側に千床の新病院を建設する方針で、全体で235の病床数が削減されます。 河村氏は「病床を減らすことは感染症対策にも逆行する」と指摘。県病院の機能を残すことを求める請願が委員会で不採択になったことにも「採択すべきだ」と訴えました。
広島高速5号線、30億円増額
異常事態が相次ぐ広島高速5号線関連では事業費を変更(30億円増)することに「住民への安全配慮に欠け、ゼネコン、事業者の言いなりに費用が膨らむ本議案は認められない。このような予算の使い方はやめ全国一多い土砂災害危険箇所の対策などを優先すべきだ」と主張しました。 補正予算、請願の不採択、高速道路の計画変更はいずれも賛成多数で可決されました。
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