日本共産党広島県議団は5月29日、新人の河村晃子県議が県議会建設委員会で初の質問に立ち、広島高速5号線問題について県の姿勢をただしました。 広島駅のすぐ北側の二葉山の住民街の真下をシールドマシンを使ってトンネルを掘っていますが、その住宅地の地表面に異常隆起と沈下が起き、昨年12 月からトンネル工事は中断しています。
住民からは「説明が不十分だ」
工事発注者の広島高速道路公社は、5月24日に住民説明会を開きましたが、沈下の原因もハッキリせず、住民からは「説明が不十分だ」「外壁の亀裂や騒音、振動に悩まされている」などの声があがっています。 河村議員の「地表面の隆起と沈下の原因を県はどう認識しているのか」との質問に、道路企画課長の南博高氏は「公社が説明するもの」と曖昧な答弁で、河村氏は「住民の合意がないままの工事再開は許されない」と主張しました。
これ以上の負担は認められない
同事業予算は739億円から1259億円に増え、県支出金(25%)の県民1人当たりで約6千円から1万円以上に増額しています。河村氏は「これ以上の負担は認められない。もし増額になるならJXに負担させよ」と迫りました。
管理施工委員、変更すべき
陥没事故がおきた東京外環道の「施工管理委員会」のメンバーの内4人が、広島高速5号線の管理施工委員になっていることについて「人選が不適切で、メンバーを変更すべき」と指摘しました。
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