日本共産党の辻恒雄広島県議は2月22日、2月定例会本会議の一般質問で、少人数学級の実現、乳幼児医療費制度の拡充、「黒い雨」被害者の早期救済、河井大規模買収事件など11項目についてただしました。
辻氏は、鳥取県では、来年度から4年間かけて、学年進行により小学校の全学年で30人以下学級を実現することにしていると紹介し、県独自で実施する姿勢を見習い、県においても実現するよう要求しました。
乳幼児医療費助成制度の拡充について、県では2004年に入通院ともに就学前までに引き上げて以降、制度の拡充は行われていません。 辻氏は、県内の6市町が入通院とも高校卒業までを助成対象にしていることをあげ「この制度は、子育て支援、少子化対策としても大切な施策であり、地域間の格差を是正する観点からも、助成対象を拡充すべきだ」と求めました。
「黒い雨」問題では、国が出した骨子案「11の障害を伴う疾病のどれかに罹患していなければ被爆者健康手帳を交付しない」との条件を批判。4月から運用される骨子案を受け入れた湯ア英彦知事ですが、「国に対しては引き続き、11疾病の要件を外すよう求めていきたい」と答えました。
辻氏は一人会派で一般質問が4年間の任期中に3回と制限されており、今期最後の一般質問でした。
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