広島自治体問題研究所
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オンライン読書会案内

 (2021/06/24)
 
主  催:広島自治体問題研究所
テキスト:「デジタル化でどうなる暮らしと地方自治」
         白藤 博行(編著), 稲葉 一将 他(著) 
チューター:山田 健吾(広島自治研・理事長)
日    時:7月23日(金) 14:00〜 第1回
範    囲: 第T部 行政デジタル化の論点

この本・ZOOMアドレスは、広島自治体問題研究所に申し込んでください。

 A5書籍の内容
自治体は国のデジタル端末になるのか?
コロナ禍のなかで行政のデジタル化が声高に叫ばれ、官民で国民・住民の個人情報をオープンに利活用しようという政策が進んでいる。しかし、大規模な情報漏洩の危惧や、国民・住民の自己情報コントロール権など課題も多い。戸籍・税務・健康保険など自治体の事務にそって、行政デジタル化の具体的な課題を考える。

第T部 行政デジタル化の論点

第2回目以降
   第U部 自治体情報化・クラウド化の現場
  は、日程を含め別途検討中です

セミナー:
    デジタル化でどうなるくらしと地方自治

 (2021/05/25)
 
この本をテーマにセミナーが準備されています。
今、私たちはこのDXとは何か、地方自治体としてこのようなことを掲げていいのだろうか、などの疑問が出てきます。がすでに広島県ではDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が湯崎知事のもと、速やかに進行しています。
 広島県湯崎英彦知事は、県知事になる前(1965年広島県出身。1990年3月に東京大学法学部卒、1995年6月に米スタンフォード大学で経営学修士を修了。1990年4月に通商産業省(現:経済産業省)に入省し、自動車、対米通商、エネルギー、ベンチャーなどを担当したほか、シリコンバレーのベンチャーキャピタルに出向。2000年3月に退官後、アッカ・ネットワークス(イーアクセスを経て、現在はソフトバンク)を設立し、代表取締役副社長に就任。個人および法人向けブロードバンド事業を通じて、日本のインターネット産業の基盤構築に貢献した。2005年に上場、2008年3月に同社を退任。2009年11月の広島県知事選挙で初当選。現在三期目を迎え、知事就任から12年を経過している。)から、このような世界で活動してきて、広島県知事に就任し、すぐ事務整理等作業に入り、地方自治事務体制を、DX化する作業に入っています。
 2020年・2021年広島県予算を見ても、このDX の推進本部が作られ何ができるかを探してきているようですし、すでに水道事業では具体化されているようです。
 彼が2019年10月18日に講演している「広島県知事が語る「日本が目指すDX」」の紹介記事を読んでみてください。広島県での各行政事務の中で、この作業を進めてきており、これから国と一体的に地方自治体の変革に入ろうとしているのです。
 菅内閣でもデジタル省が作られこれから本格化していくようですが、この根本について学ばなければ大変なことになっていくようです。
 私たち、広島自治体問題研究所でも議論となり、山田健吾理事長からこのデジタル化について本を読み合わせる中で、議論するセミナーを実施しようとの呼びかけが出ています。
 具体化については、これからですが、当面この本の読了でもって準備をし参加していこうではありませんか。本のご注文は事務局まで!!!

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(湯崎英彦氏の講演概要記事です.docx)
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(広島県予算の概要から.docx)
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さあ 2021広島県県政白書取組むにあたって 3

 (2021/02/04)
 
県政への県民の意識調査から
  ひろしまビジョン作成にあたって、県当局も県民の意識調査を重要な課題として、県政アンケートを参考にしたと述べています。それではどのような県民の意識が上がっているのか確認したいと思います。
 これについては,広島県のホームページを参照してください。https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kenseiiken/r02.html
 
 私たちは、県民の意識を重視する立場から、このアンケート報告を読んで、県民が特に望んでいることは高齢者問題、福祉医療問題であることを確信しました。
 また多くの不安な意見があげられており、これらの解決のために働くのが行政の仕事であり、具体化しなければいけないと考えます。
 しかし、ひろしまビジョンではこのアンケート調査をさらりと流し、もっぱら成長戦略に活用される意見を多く上げているのです。
このように県民意識に立ち向かわないで、成長戦略に「選択と集中」させる計画書を作る行政の在り方の弊害をもっと多くの方々に知ってもらいたいものです。
 特に今回、コロナ問題に対する県民の不安が如実に出ているにもかかわらず、この対応がぬるいものになっているのではなかろうか。この問題に的確に指摘し、今後の行政対応の検討が必要ではないでしょうか。
 一方、湯崎広島県政の基本方針2021年度版では、コロナ問題に焦点を当て上げて、PCR検査の面的対策の実施を、コロナ感染症対策にあたっての姿勢として保持していますが、今後の保健所行政に具体的な対策が挙げられていない点、県民の命と暮らしに、県行政としての体制はどうあるべきか、述べられていないのです。
この一部を表記しますので参考にしてください。
 
このアンケート調査をした会社の事業内容
株式会社ミィ・オフィスのご案内
マーケティングから始まる、マーケティングに終わらせない。
 弊社は1994年に市場調査専門会社として設立し、
以降、昭和・平成・令和の時代を、あるゆる市場調査・分析の
ノウハウを駆使し、皆様のマーケティング事業の一助と
なるべく活動してまいりました。
 また、中国地方を中心に、地方自治体の世論調査業務や国の
基幹統計業務の委託などを通じて地域社会に貢献してまいりました。
  企業発展のために不可欠ともいえる「PDCAサイクル」。
「CHECK」を担うプロフェッショナル集団です。

 

「広島市平和の推進に関する条例(仮称)素案」検討会のご案内

 (2021/02/01)
 

 主催:広島自治体問題研究所
 現在、広島市議会は標記の「条例案」を公表し、2月15日まで「意見募集」を行っています。
 都市像として「国際平和文化都市」を掲げる広島市(広島市基本構想)が、平和を推進するための法的な根拠として、このような条例を制定することは、大きな意義があると考えます。
 そこで本研究所は、Zoomにより「本条例案の検討会」を開きます。
「検討会」では結論を出したり、意見をまとめたりは、致しません。
 どなたでも参加できます。
 
 日 時  2021年2月8日(月)14時〜15時30分
 報告者  田 村 和 之(広島大学名誉教授) 約30分
 報告終了後、フリー・ディスカッションとします。
 参加費  無 料 (通信費用が賦課される場合は各自の負担です。)
 参加を希望される方は、広島自治体問題研究所に氏名と招待URLを送るメールアドレスを送ってください。

広島市平和の推進に関する条例(仮称)素案 
  
昭和20年8月6日,人類史上最初の原子爆弾が広島に投下され,広島の街は一瞬にし て焦土と化し,壊滅,焼失した。当時,広島には約35万人の人々がいたと考えられてい るが,同年末までに約14万人が死亡したと推計され,生き残った人々も,急性障害だけ でなく,様々な形の後障害に苦しめられている。
  さらに,被爆者に対する結婚・就職等での差別により,後に,原子爆弾被爆者に対する 援護に関する法律の適用を受けることが困難になるなどの被害もある。
  また,放射性物質 を含んだ黒い雨による被害の議論は,いまだに続いている。 廃墟の街となった広島は,「75年間は草木も生えぬ」と言われたが,堪え難い悲しみと 苦しみを乗り越えて復興に立ち上がり,広島平和記念都市建設法の制定を実現させ,市民 の英知とたゆまぬ努力,国内外からの温かい援助などにより,めざましい復興・発展を遂 げていった。
  本市は,被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」との思いから,核兵器 の廃絶と世界恒久平和の実現を願うヒロシマの心の共有を訴えてきた。
 さらに,国内外の 多くの人々に,原子爆弾による被爆の実相に触れてもらうため,広島平和記念資料館や原 爆ドームへの来訪を推進するとともに,放射線被ばく医療に対しても国際貢献をしてきた。
  また,被爆者の壮絶な体験と平和への思いを後世に伝えるため,被爆体験の継承及び伝 承を行ってきた。
  しかしながら,被爆75年を迎え,被爆者の高齢化が一段と進み,被爆体験を直接聞き 知る機会が失われつつある。
 また,市民による平和の推進に関する活動の担い手が高齢化 し,核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴えることが難しくなってきている。
 今では, 昭和20年8月6日に何が起こったか,知らない子どもたちもいる。
  今日,核兵器の廃絶に向けては,世界的にその機運は高まっているものの,実現までに はいまだ多くの課題がある。 私たち広島市民は,こうした現実を踏まえ,昭和20年8月6日の惨状と復興への道の りを伝え残し,世界に対して,行政を始め各界各層の多くの人々と共に「絶対悪」である 核兵器を廃絶するために積極的に声を上げ,行動し,核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現 に努めることを決意し,この条例を制定する。
(目的)
第1条 この条例は,平和の推進に関し,本市の責務並びに市議会及び市民の役割を明ら かにするとともに,本市の施策の基本となる事項を定めることにより,平和の推進に関 する施策を総合的かつ継続的に推進し,もってヒロシマの心である核兵器の廃絶と世界 恒久平和の実現に寄与することを目的とする。
(定義)
第2条 この条例において「平和」とは,世界中の核兵器が廃絶され,かつ,戦争その他 の武力紛争がない状態をいう。
(本市の責務)
第3条 本市は,平和の推進に関する施策を策定し、及び実施する責務を有する。
(市議会の役割)
第4条 市議会は,本市の平和の推進に関する施策に関し,その機能を最大限に発揮する とともに,長崎市議会等と連携し,平和の推進に関する活動を行うものとする。
(市民の役割)
第5条 市民は,本市の平和の推進に関する施策に協力するとともに,平和の推進に関す る活動を主体的に行うよう努めるものとする。 (平和記念日)
 第6条 本市は,人類史上最初の原子爆弾が投下された昭和20年8月6日を世界平和樹 立への礎として永久に忘れてはならない日とし,原子爆弾による死没者を追悼するとと もに世界恒久平和の実現を祈念するため,毎年8月6日を平和記念日とする。
 2 本市は,平和記念日に,広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式を,市民の理解と 協力の下に,厳粛の中で行うものとする。
 (平和の推進に関する施策)
第7条 本市は,平和の推進に関し,次に掲げる施策を策定し,及び実施するものとする。
  ⑴ 核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を目指し,国内外の都市等との連携を図るため の施策
  ⑵ 市民等が,原子爆弾による被爆の実相への理解を深めるとともに,平和について考 え,平和の推進に関する活動を主体的に行うよう,平和意識の醸成を図るための施策
  ⑶ 原子爆弾被爆者の体験及び平和への思い(以下この号において「被爆体験」という。) を世界に広め,かつ,これらを次世代に確実に伝え続けるよう,被爆体験の継承及び 伝承を図るための施策
  ⑷ 前3号に掲げるもののほか,平和の推進を図るために必要な施策
(年次報告)
第8条 市長は,毎年,平和の推進に関する施策の実施状況を市議会に報告するとともに, これを公表するものとする。
(財政上の措置)
第9条 本市は,平和の推進に関する施策を総合的かつ継続的に推進するため,必要な財 政上の措置を講ずるものとする。
(委任規定)
第10条 この条例の施行に関し必要な事項は,市長が定める。
附 則
1 この条例は,令和 年 月 日から施行する。
2 広島市役所事務休停日条例(昭和22年7月31日広島市条例第14号)は,廃止す る。
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(広島市平和条例案.pdf)
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(ご意見を挙げてください。.docx)
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広島県政白書作成に向けて意見交換会 報告

 (2020/12/28)
 
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( 県政白書懇談会発言の概要.docx)
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           参集日 2020年12月12日(土) 10:00〜12:00
           場 所 広島自治研事務所
  2020年12月12日 広島自治体問題研究所で、2021年の県政白書について7人の参加で忌憚のない意見交換が行われ、2021年に県政白書作成に向けて、作成実行委員会を立ち上げの合意が出来ました。
 事務局から、別紙について報告があり、白書作成をしないのかとの討議がありましたが、白書作成の総括と反省が述べられ、今の情勢の課題について、湯崎県政批判、個別課題としての教育・平成の大合併問題・災害対策・今後の情勢として大きな総選挙との絡みなどが出されました。
 また今までの県政白書には欠けて出ていなかった、新たな課題として、産廃の問題や広島県内経済の空洞化問題(呉市経済)、マイナンバー導入政策後の行政の展開問題、鳥獣害防止に対する課題、そして民主県政の候補者の問題などが出されました。それにしても、県知事選は2021年11月28日までには行われ、その前に総選挙あり忙しいということです。
 このようなことを受け今後、県政白書作成実行委員会の立ち上げを確実に提起して行うことが要請されました。
 当面の事務局提案
@.実行委員会呼びかけは、県内民主団体・政党・地域団体と、幅広く呼びかけること。
広島自治労連、ひろしま革新懇、県民商、県労連、全教広島、新婦人、三次街づくり懇、民医連、県生健会、県社保協、平和委員会、文化団体、政党など
その際、団体の所属に配慮して呼びかけます。
A実行委員会の三役会議は、自治労連、県労連・民医連・新婦人・全教広島・革新懇・自治研などから出すこと
B第1回広島県政白書実行委員会の立ち上げは、2月7日10時から12時(予定)に行う。
C2021年1月24日ひろしま自治体学校、などで、広島県の福祉問題の広域行政の学習会、教育課題の個別学習の開催などが行なわれるので是非参加を求める。
D今後のスケジュールは、今までの経験から 原稿の締め切りは、8月10日ごろ発行は9月26日頃の予測です?
 
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(県政白書実行委員会 意見交換会 資料.docx)
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さあ 2021広島県県政白書取組むにあたって 2
 

 (2020/12/07)
 
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hiroshimavision/index.html
5.現在抱えている広島県政の課題とは その1
 
@「安心・誇り・挑戦 ひろしまビジョン」を検討する
 湯崎知事は、2度目の長期計画を2020年10月に告知しましたが、その発表の記者会見を、2020年9月15日に行い広島県の現状の認識と対策を述べています。
 私たちは、広島「県民の命とくらしを守る」という視点からこの計画について考えてみましょう。
なお、この計画書は、県のホームページに載っておりますのでまずそれを読んでください。
安心・誇り・挑戦 ひろしまビジョンとは
 記者会見で、湯崎知事は、次の10年を見据えた次期総合計画はどのような方針で策定したのかと問われ次のような点を挙げていました。https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kishakaiken/gpc-20200915.html
 新たなビジョンのポイントは三つほどあります。1点目は,「安心・誇り・挑戦」をキーワードに据えたというところであります。2点目は,ポストコロナにおける「適散・適集社会」のフロントランナーとなることであります。3点目になりますが,空間的な制約を解消するデジタル技術を積極的に活用していくということと言っています。
また、まずは「DXの推進」がございまして,さらには「ひろしまブランドの強化」,それから「生涯にわたる人材育成」というこの三つの観点,三つの視点を施策を貫くものとして重点的に取り組むことで,目指す姿の実現に向けて,着実に成果に繋げていきたいと考えているところであります。
 と述べています。
県の出前講座
 この度この計画書に対し、県の出前講座を開催していただきましたが、私たちの中から、上がったのは、この計画書が何を言いたいのかわからないとういう言葉でした。表題に『安心・誇り・挑戦』と書いてありますが、言葉の羅列にすぎず、何をやろうとしていくのか、読んでみても具体性が浮かばないのです。やたらのKPI・AI・適散・適集社会・DXなど新しい造語が並び、現在をどうとらえているのか、誰にとっての強みなのか、誰が実施するべきなのか記載がないのです。もしかしてこれらは私たち県民が行うことなのでしょうか。
 また今、広島県が抱えている周知の課題である、コロナ感染、災害・危険個所の防止策・国民介護保険の一括運用問題・医療機関の統廃合問題、水道・空港の民営化の実施問題などなど多くの県民生活にとって大きな課題であるにも関わらず、これらは市町の問題ですとの口上が出てくるのです。
 こんな計画を今後10年間実施しようとするのですから、湯崎県知事が市町に繰り出て話し合いを持つそうなので、よく聞いてみてください。
 このような批判をすることが先に出て、このビジョンの学習にならないので困ってしまいます。
県政の新自由主義からの脱却を
 私たちは、県政白書で延べているように、今までの県政を新自由主義に則った、元気のいい産業のみを対象にし、福祉医療など弱者には手を掛けないで搾り取る、教育は競争で人材発掘を行う少数者に絞り、人格形成など全子どもを対象にする眼中にないと言ってきました。
今回のコロナ災害で全ての県民が対象となる禍が起き、県民全体を対象とする施策導入が必要となったと、今の県政で大丈夫なのかと、多くの人からの声が出たと確信していますし、今の資本主義体制で疑問を持つ認識が世界を駆け回っていると思います。にもかかわらず、今までの湯崎県政の継続を行おうとしているとしか言えないのです。 
「命とくらしを守る」このことが広島県の仕事であるという認識が、今の湯崎県政にはないことに、多くの県民の方々の認識に訴えないと、広島県を競争の世界に投げ込むため、様々な公的仕事を切り捨てて、効率性のみの追求を行う新自由主義の県政の推進を容認することになります。
注:「総合計画」の核となる部分が「基本構想」です。元々、「総合計画」の法的根拠は、地方自治法における「基本構想」の策定義務規定にありました。しかし、2011年5月の地方自治法改正により、「基本構想」の策定は義務ではなくなり、広島県は独自の思いでこの総合計画を立ててきました。
A 地方自治としての県のあり方
 地方と国との関係で、憲法第92条で地方自治の基本原則を述べ、地方公共団体の規定を行っています。
地方自治の本旨については、地方における政治と行政を、国から独立した地方公共団体の手にゆだねる(これを「団体自治」という)且つ、その地域の住民の意志に基づいて処理させる(これを「住民自治」という)という地方自治の原則を、日本国憲法は称しています。
 第92条 (地方自治の基本原則)
    地方公共団体の組織および運営に関する事項は,地方自治の本旨に基づいて、法律でこれを定める。
 また地方自治とは、地方(ある国の中に存在する地域)の運営について、国の関与によらず、地方の住民の意志に基づき行うことをいっています。
このことを原則にして、広島県の町村合併や、権限移譲を総括すると、まさに、国のあり方からの発想であり、住民からの意志に基づく行為ではなかったことが、明らかになります。
また、この間の地方自治法の改正が、地方自治の本旨を蹂躙しつつ行われてきたことからも、住民自治の反映は行われていない状況が、日本国には蔓延し、地方自治の危機が叫ばれているのです。
今行われなければならないことは、住民の意思の確認であり、押し付けではない住民自治がイギリスで生まれた概念で、歴史的過程により発達してきたものであり、日本での発達段階は未熟であり、且つ曲げられている面があります。長きに渡る、自民一党支配の元で、またことなかれ主義・没個性の発達がされてきた教育環境にも原因が認められます。
 そして今回の動きは、新自由主義の効率優先・企業優先の中から、国のあり方を規定した帰結としての、分権改革の変質であったのです。
では、今日の広島県でのわれわれのおこなうべき作業は何か
この疲弊しきった行政組織から生まれるものは、県民は期待・感心すら持っていなくなっているのではないか。
一方大きくなった基礎自治体は、わが身のあまりにも大きな責任と、貧しい財政のため、身動きが取れなくなっています。
 そこでおきている問題の一つ一つを明らかにし、解決の道筋を示すことが必要となっています。 
 このことは、各所の経験の交流により、見出されるものであり、地域間交流を行うことによって、交流し学ぶことが出来るのです。
地域の問題の解決を、狭い視野で解決を行うことは至難の技であり、今こそ、日本全国の英知の交流を強め、自分の地域にあった解決方法を、自らが掴むことが出来るように励ますことがわれわれの仕事になります。
卑しくも住民の負託にこたえるべき、議員・公務員の活動を喚起していくことになるでしょう。
 まだまだ、市町には県行政としての補完事務は残っているのであり、市町の行政能力の育成にもっと突っ込んだ姿勢が求められています。
参照:自治体問題研究所からの参考文献です。
 
https://www.jichiken.jp/book/9784880377148/
https://www.jichiken.jp/book/9784880377193/

さあ 2021広島県県政白書取組むにあたって

 (2020/10/15)
 
歴代の県政白書
1.今までの反省・総括
・私たちは過去4冊の広島県政白書を作ってきました。時代が移りその担い手も変化してきました。
・当初の、広島県に働く職員として身近な仕事の反省を書き綴るものから、県との交渉を行い県民の要求を取りまとめる団体の役員さんから見た県政のあり方を問うものへと変化してきました。
・知事選挙が始まるまでに作ろうとして、その内容は、その後の候補者政策への参考資料として役立ってきました。
・全体的総括を行うにあたって幾度かの集会を行いました。個別の勉強会、行政の出前事業なども取り組みました。
・実行委員会形式を取りながらも、だんだん事務局中心の活動になっています。
改善点として、
・県政白書を読み返し、学習し広めるという交流学習の場は未だ開かれておらず、一過性のものになっており、制作発表会を持ちたいものです。
・作成段階の校正において、組合の要求書という範囲を越えたものになっていないとの指摘もあり、読みやすく誰でも、身近に置き、時々振り返る冊子として、作られることが必要ではないでしょうか。
・担当分野が専門語になっており、集団討議で幅広い声と意見が反映したつくり方をすることが大切です。
・視覚に訴える図やイラストでの表現や、他県との比較などをわかりやすく表現することに努めたいものです。
2.湯崎県政の特徴と批判
・湯崎知事が県政に立候補にあたって、彼は通産省出身で、アメリカでの起業経験を持って、県政に新しい風を吹き込んだことに対し、村上前理事長は新自由主義の政策であると批評しています、改めて読み返していきたいものです。(別紙参照:県政白書2017 総論2−1村上博先生 湯崎県政の行政経営)
・県知事となり民間起業家精神を、朝礼の推進、唱和の立ち上げなどを県政運営に導入し、政策発表に当たってはマスコミを活用した宣伝など、多くの視野に訴える活動に、目を奪われてきました。
・近年豪雨・土石流災害発生が続く中で、早期な県民生活の復興の必要性に対面し、行政のあり方と民間企業運営の落差が、彼自身の活動に変化を生んできました。
・これらの変化は、県の行政組織の変遷を見る中で、企業活動支援重視に、人員配置・予算配置が進んでいることを解明したいものです。
・一方このことは、単に広島県のみならず、自民党・経済界が国の政策において2040構想という行政経費削減から民営化推進への移動を押しやる政策の結果であり、地方創生政策推進が、大きく県の自治性格を編偏してきました。この点においては広島県知事と国の政策助言が大きく関与してきたことに大きな特徴があると考えますし、その経過を探りたいものです。
・そして湯崎知事の中央権力への参画を時代とともに明らかにしたいものです。その中で、コロナ対策では湯崎知事は全国知事会議の農林商工常任委員会委員長として、PCR検査体制の充実など、全国知事会としての意見発表には公開の前に出て説明を行うなど、新たな一面を伺うことが出来ます。
・この間の新自由主義政策の推進の中で、どのような地方自治体体制に変化したかを、県民生活・職員の目から見た変化を明らかにしていきたいと思います。
3.いま私たちが望む広島県政の姿とは
・  近年の地方自治法の改正で大きく、自治体の役割が自民党主導の行政課題へ変更させられてきました。
・ 安倍内閣の経済運営で、国民の中に大きな経済格差を生み、グローバル化推進で持って大企業運営を支援し続けてもその見返りがなく、大きく経済が崩壊してきました。
・ 今回、安倍内閣を継承するとした菅内閣になって、今後どのような経済施策を行うとしているのでしょうか。2040構想やデジタル化推進など地方自治体運営にとって、効率性、選択と集中という錦の旗で持って、地方自治体の力を削ぎ、地域経済の崩壊と人口削減を行っています。このことに対する反省もなく、引き継ぐ前より専制化しています。
・ このコロナ禍の大きな国の乱れの中で、地方自治体として独自に政策を押し出すことは難しい面がありますが、かっての公害闘争で見せたように、地方自治体独自の政策でもって、多くの県と連携して国の政策を変えていくなど組織したいものです。
・ このコロナ禍の中で大きく、国民が望んでいる課題は何かと言えば、地域保健所機能の再建にどのような政策がとられるのか、命と健康を守る自治体として具体的に提起することが求められているのではないでしょうか。
・ このことは新自由主義政策の下、保健所機能だけでなく、住民にとって身近ではないが大切な業務の崩壊、住民の声を聴く体制の崩壊、危険個所の放置、大地震での避難先の不透明さ等、この方面での地方自治体の機能は本当に、国民・県民・市民を守る機能があるのかが問われます。
・ 自助・共助・公助と菅内閣は声を大きくこの言葉を並べていますが、公助・共助・自助が置き換えられたことを、多くの国民が体験し、今後の政治に大きな問題があり、その変革を求めるという自覚が生まれたのではないでしょうか。
・ 個人の命とくらしを大切にする政治と経済の共存を図ることが多くの国民の願いであることが鮮明になってきたと考えます。
4.このような県政を担う人たち
・ このような政治を担う人は、広島県では多くの市民運動の活動や、NPOの活動が行われているにもかかわらず、発見できていませんが、潜在化している状態ではないでしょうか。これらの運動に携わっている方々が、伴に話し合い立ち上下てほしいものです。
・ 新自由主義を終わりにし、「暮らしを良くする」責任を果たす政治を実現するために、ちかじかの総選挙で「安倍政治」の「負の遺産」を一掃するとともに、「暮らしを良くする」責任を果たす新しい政治をつくる決意を持った人たちの誕生を支えていきましょう。その第一歩が、来年秋の総選挙であり、引き継ぎ広島県知事選挙です。
・ 新型コロナウイルス感染症の危機で明らかになったのは「人間は一人では生きていけない」「自己責任を押し付ける新自由主義では社会はたちゆかない」ことです。 「力をあわせ新自由主義を終わりにし、『国民の暮らしを守り、良くする』という本来の責任が果たせる自治体に変革していく決意の持った人早期に発見したいものです。
 5.現在抱えている広島県政の課題とは次回

 
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(湯崎県政の行政経営.docx)
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